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女性シンガーに声をかけられた!

「本を読ませていただきました。とてもおもしろかったです」といってくださる人がいる。250万部を超えるベストセラーを書き、著書の合計は700万部を超えているが、残念ながら、自分で納得できる傑作を書いた意識はないので、この言葉は面映い。嬉しいのは嬉しいが、逃げ出したくなる。

 が、ときどき、「先生の小論文の授業を受けて大学に入学できました」「今、こうしていられるのは、先生の参考書のおかげです」といってくれる人がいる。新聞や雑誌のインタビューを受けるとき、記者にそのように言われることがある。私は25年ほど前から小論文を指導し、100冊近い小論文・作文の参考書を出している。一部では「小論文の神様」といわれている。それに対しての言葉だ。これは、文句なく嬉しい。

 昨日、思わぬところで、この言葉を聞き、最高に嬉しい気持ちになった。

 昨日は、ハードな一日だった。一昨日から浦安のヒルトンホテル東京ベイに泊り込みで多摩大学ティーチイン。ディズニーランドの見える会議室で、教員と職員が大学の将来をめぐって熱い議論を戦わせた。

 実りある議論が交わされるとはいえ、疲れた! 一昨日は、13時に始まって、夜中の12時まで11時間にわたって議論。昨日も朝9時から! 途中、休憩や食事はあるが、その間も話は続くので、まったく気が抜けない。

 しかも、ティーチインが終わってからは、私は有楽町の東京国際フォーラムに移動して、ラ・フォル・ジュルネのアンバサダーとしての仕事として、いくつもの会社の取材を受けた。

 そして夕方になって、くたくたに疲れながら、最後に行ったのがニッポン放送。インターネットラジオ、SUONO DOLCEにナマ出演し、ナビゲーターの中塚武氏とバッハやラ・フォル・ジュルネについて話をした。中塚氏は話のセンスのよいミュージシャンで、楽しく話ができた。

 そして、放送が終わって部屋を出ると、同じ番組に出演するために出番を待っていた若い女性シンガーに声をかけられた。「樋口先生ですか。私、先生の『読むだけ小論文』のおかげで大学に入学できたんです!」

 その女性シンガーの名前は引田香織。北九州市から東京進出をしてきたばかりの新人シンガーだ。放送のなかで、「小論文を指導している」と話したのを聞いて、私に気づいたらしい。

 引田さんのマネージャーも北九州市小倉区。私に同行してくれた東京国際フォーラムの澁谷さんも北九州市小倉区出身。そして、実は私も、一時期、父の仕事の関係で北九州市小倉区に暮らしたことがある! 短時間の話だったが、小論文の話と小倉の話で盛り上がった!

 ファースト・アルバムのCDNATURAL」もいただいた。応援したい気持ちになった。(引田さん、ごめんなさい。CD、聞かせていただいたけれど、ボクは子どものころからクラシック以外の音楽は一切聴かず、流行り歌は一切知らず、カラオケにも行ったことがない人間です。とってもいい曲だと思うんだど、まったく何の論評もできません! この種の音楽の大好きな娘に聞かせてみることにします!)

 引田さんに声をかけられて、いっぺんに疲れが取れた。私の仕事が社会の役に立っていると思うと、本当に嬉しい。とりわけ、これまでと違ってマスコミ関係以外の人から声をかけられただけに、いっそう嬉しかった。

 自分の仕事が実りをもたらした・・・そんな気持ちになった。

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