« 拙著『絶望の中で自分に言い聞かせた50の言葉』発売! | トップページ | 多摩大・樋口ゼミ企画による学内コンサートを予定! »

サイレント・チェロがほしくなった!

 昨日は、2回目のチェロのレッスン日だった。

 私としては、自分の「演奏」を「優・良・可・不可」という、私の学生時代の成績で言えば、「良」くらいだろうと思っていた。が、どう贔屓目に見ても、先生の口調や表情はそのような成績を語っていない。せいぜい、「可」がいいところだったようだ。

 まず弓の持ち方を注意された。子どものころ、ヴァイオリンをやっていた影響で、ヴァイオリンの弓の持ち方をしていたようだ。チェロらしい持ち方に矯正されたが、これが実に持ちにくい。悪い癖がついていたようだ。

 次にリズムがよくない。われながら、音が生きていないのが、よくわかる。先生の弾くチェロと比べて、歴然とした差だ。まさしく死んだ音。死んだリズム。が、わかっているのだけど、それができない。

 しかも、悪いことにしょっちゅう間違える。間違いようがないほど単純に書かれているのに、間違う。何度やっても間違う。

 私にも言い分がある。私はこの曲を知らない。ピアノ伴奏のないチェロのパートだけを見て、そこから音楽が頭の中で浮かぶほど楽譜を読めるわけではない。だから、死んだ音しか出てこない。だから、先がどうなるかわからず、間違いが多くなる。

 が、そんな言い訳をしても仕方がない。なぜ、これほどできないかを考えてみた。

 まず、練習不足が考えられる。仕事が忙しい。時間があったら音楽を聴きたい、本も読みたい。ちょっとした時間を使って練習しようとしても、家族や外の道を歩く人に気を遣ってしまう。いや、気を遣うというより、こんな下手な音を人に聞かれるとみっともないという意識が働く。だから、後回しにしてしまう。しかも、気を遣いながら、小さな音で弾こうとしている自分に気づく。

 そういえば、サイレント・チェロというものがあるそうだ。一時期、購入を考えたが、やはりホンモノのチェロのほうがいいだろうと思い直した。が、考えてみると、サイレント・チェロがあれば、いつでもどこでも気兼ねなく練習できる。大学の研究室に持っていって、空き時間にも練習できる。

 そう思ったが、きっとサイレント・チェロを買ったら買ったで、また。別の理由を持ち出して、チェロの練習をサボろうとするだろう。人間なるもの、本当に弱い存在だと、自分で何かをやろうとするごとにつくづく思ってしまう。

 しかし、レッスンの後、前回に比べて、肩の痛み、指の痛みは少なかった。それはそれで多少は上達したということだろう。それを支えに、次回に臨むことにする。

|

« 拙著『絶望の中で自分に言い聞かせた50の言葉』発売! | トップページ | 多摩大・樋口ゼミ企画による学内コンサートを予定! »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

空き時間にコメントしてます。
失礼ながら、今現在のまだ上達していない先生のチェロをご家族や知人の方に練習であれ聞いてもらえば、今後先生が上達した時に以前との違いを発揮し、驚かせることもできるかと・・・
しかし、何事も練習を怠ったら意味がないんですけどね(苦笑)

投稿: T摩大学生徒 | 2009年5月27日 (水) 11時50分

T摩大学生徒 様
確かにその通りだけど、家族も黙っていないで、冷やかしたり、笑ったりするのです。音楽について、いつも偉そうに批評している父親としては、これがなかなか辛い・・・

投稿: 樋口裕一 | 2009年5月28日 (木) 23時13分

なるほど・・・それは確かに辛いですね(笑)
そうなると見つからずにやるにはサイレント・チェロを買うしかないですね・・・
頑張ってください!

投稿: T摩大学生徒 | 2009年5月28日 (木) 23時25分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/532807/45140654

この記事へのトラックバック一覧です: サイレント・チェロがほしくなった!:

« 拙著『絶望の中で自分に言い聞かせた50の言葉』発売! | トップページ | 多摩大・樋口ゼミ企画による学内コンサートを予定! »