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パリ家族旅行5日目 快晴の下でのモン・サンミシェル!

 パリで5日を過ごして、気づいたことなどをいくつか。

・ユーロが枯渇してきたので、シティバンクで金をおろそうとした。私の小遣いは、シティバンクの口座に入っているので、海外に来ると、いつもそうしている。シャンゼリゼに行ったが、シティバンクが見つからない! 仕方がないので、通りに備えられたATM機をためしてみた。使えた! サブプライムローンにかかわる大損害のためにシティバンクのパリ支店は撤退したのだろう。そういえば、そんなニュースを聞いたような気がする。代わりに、どの機械でもおろせるようになったのか? それとも、前からどの機械でも下ろせるのを、私が知らずにいたのか・・・

・7日にはヴェルサイユ宮殿に、ツアーに含まれているサービスとしていった。たぶん、4回目のヴェルサイユ。そのうちの2回は個人で列車を使って苦労して行気、宮殿内もなんだかよくわからないまま回った記憶がある。ところが、今回は日本人専用のバスに乗って解説付き。日本語ガイドの機械まである。ツアーの楽さを痛感。  

これまで常に、「なんだ、鏡の間と騒ぐけれど、たいしたことはないではないか」と思ったが、今回は豪華さに驚く。ガイドさんによると、最近、磨いて、かつての豪華さを取り戻したという。これだったら、「鏡の間」として騒がれるのは納得できる。

ただ、ヴェルサイユの絵画や調度品については、私はあまりすばらしいとは思わない。むしろ権力の大きさ、そしてそれを示すような庭園の見事さ、広さには驚嘆するばかり。

帰りのバスの中で胃の調子が悪くなったが、一晩寝たら回復した。

・8日にはオプショナルツアーを申し込んで、モン・サンミシェルへのバス旅行。途中、「美しい村」選定されているというブブロン村(Beuvron)村に寄った。どんな事情で、ツアーにこの村に寄るプランが含まれることになったのか定かではないが、実にありがたい。すばらしい村だった。まるで御伽噺の絵本に出てくるような光景! フランスの村の生活、そのあり方を知ることができる。ノルマンディ独特だという家のつくり、お店、キャラメルなどの乳製品を間近かに見ることができた。

 これもツアーならではの企画だ。個人旅行でこのようなところには来られない。

 私の持ち歩いているパソコンでは写真を添付できないので、日本に戻ったら、この村の写真を示すことにする。

・モン・サンミシェルは私自身は二度目の観光だ。20年ほど前の3月に訪れた記憶がある。大雨の中で寒かったのを覚えている。が、ありがたいことに、今回は快晴だった。ノルマンディでは珍しいという。空も美しい。青空のもとにそびえるモン・サンミシェルの異様な姿には目を奪われる。美術的にはそれほど価値があるとは思えない建物の概観、内部の装飾だが、信仰そのものが形を伴って見えるのを感じる。それはそれで感動的!

・モン・サンミシェルに向かうバスから見える風景も美しかった。20年前も、個人では行きにくいのでバスのツアーに申し込んでいったが、今回のような高速道路ではなく、一般道を通って、もっと時間をかけていった記憶がある。一般道のほうが、フランスの人々の生活が近くから見えたように思うが、高速道路から見える自然もまたすばらしい。

 サン・ロー、バイユーなどの地名の文字が見えた。久しぶりに思い出した。28年ほど前の1981年、スリジー・ラサールという村での学会の途中、私はレンタカーを借りて車の運転をして、事故を起こし、救急車で病院に運ばれたのだった! その顛末は、『旅のハプニングから思考力をつける』(角川書店のoneテーマ21新書)に書いた。

・モン・サンミシェルのツアーには昼食がついていた。名物のオムレツを中心にしたフルコース。20年程前には、モン・サンミシェルの島の内部の店で食べた記憶があるが、今回は島の外の真新しいレストランだった。わが家庭は3人での参加(忙しい息子は家で留守番)なので、一人旅行の若い男性と同席。なかなかの好青年だった。

・青年と話していて思った。彼は、先進国であるはずのフランスがあまり機能的でなく、不便なところがたくさんあることに驚いていた。

 そこで思いだした。32年ほど前、私は初めてフランスを訪れ、犬の糞があらゆる道に転がっており、建物は煤け、どの窓口でも長時間待たされ、列車は時刻どおりに走らず、車は汚れきっており、時には壊れたまま走っているのに驚いた。まさに、この青年と同じように感じたのだった。そして、そのことを恩師の今は亡き米川良夫先生に話した。米川先生は私よりも10年ほど前のパリをよく知っており、ちょうどそのころ久しぶりにパリを訪れたところだった。米川先生の印象は正反対だった。「パリもかつてと違って、きれいになり、合理的になった。このままではまるでアメリカのようになってしまう」とのことだった。

 私も今回、青年の話を聴いて、米川先生とまったく同じように思っている自分を感じた。青年は、現在のフランスの「不便さ」に戸惑っている。私は、むしろ逆に「かつてのフランスはとんでもなく不便だったが、今は便利になった! 列車は時間通りに動くし、道も建物も磨かれてきれいになっている。まるでアメリカのようになった」と驚いている。

 フランスもどんどんとグローバル化している。が、それでも、アメリカや日本に比べれば、まだまだいかにもラテン的なのだろう。だから、米川先生と私、私と青年のような印象のずれが起こるのだろう。

 朝、早く目が覚めたので、ブログを書いた。今日は、これからロアール川の城めぐりに行く。

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