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多摩大学コミュニティ・カレッジ始まる!

 昨日から、先日予告した多摩大学のコミュニティ・カレッジが始まり、最初に精神科医の和田秀樹氏、次に私が講演を行った。

 和田氏は「心と体のための生涯学習の勧め」と題して、高齢医療の常識として知られていることの多くが間違いであること、高齢者であっても実用機能は若者と変わりがないこと、もっと高齢者向け文化を発信するべきだということ、人によって高齢者の能力は異なるので学習が大事な意味を持つことなどを、膨大なデータを用いて解説。

 私個人は、自分の身体的な理由から「コレステロールが高いほうが長生き」という点に感銘を受けた。また、「年齢差別禁止法を制定するべきだ」「最も偏差値の高い人が医学部に行きながら、ノーベル医学賞を取る日本人は少ない。医学部は頭のいい人を入れていながら、伸ばしていない」といった発言も刺激的だった。

 和田氏にこれまで個人的に話を聞いたことのある内容もあったが、これほど体系的に話を伺ったことがなかったので、大変おもしろかった。同時に、和田氏の話の運び方、ウケの取り方など大いに感銘を受けた。知り合いから、「すごくためになった」「おもしろかった」という感想も聞いた。さすがとしか言いようがない。

 次の私の講演では、和田氏のあとの講演ということでやや緊張。私は「クラシック音楽と文学」との題で、西洋精神史のなかで、ワーグナーの果たした役割を、ドストエフスキー、ニーチェとの関連において解説した。「神の死」という問題を契機にして世界の統一性、自我の意味が曖昧になっていた状況を誰よりも敏感に察知したのがワーグナーであり、だからこそワーグナーは宗教的で統一的な作品を作ろうとしたという自説を、バッハから現代音楽の流れの中でわかってもらいたかった。ビデオ映像を流しての講演だったが、とても気持ちよく話ができた。私の言いたいことをわかっていただけたようで満足している。お世辞かもしれないが、多くの人から好意的な感想をもらった。

 講演後、17時から18日の特別コンサートのリハーサルを、チェロの山本裕康さん、ピアノの新居由佳梨さんとともに行った。サンサーンスの「白鳥」、ポッパーの「ハンガリー狂詩曲」、三枝成彰の「チェロのためのレクイエム」を合わせた。だんだんと音楽が完成されていく様を見守った。見事な演奏だと思った。18日の本番が楽しみ!

 コミュニティ・カレッジはこのあと4日間続く。いずれも興味深い内容が予定されている。是非、もっと多くの人においでいただきたいものだ。そして、最終日の三枝成彰さんの講演、そしてその後の三枝作品を含む、チェロとピアノのための特別コンサートにも、是非お越しいただきたい。

 詳細については以下をごらんいただきたい。

 http://www.tama.ac.jp/info/community_college_culture2009.html

問い合わせ先は、042-337-7185。

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