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多摩ケーブルテレビでの樋口ゼミ紹介、そして、オブラスツォワのこと!

 多摩大の私のゼミの様子が多摩ケーブルテレビで紹介された。多摩大学20周年コンサートに向けて様々の活動をする時期から、コンサートの少し前、そして当日、その後のゼミの様子を追いかけている。私は放映DVDをいただき、昨日(124日)、ゼミ生と一緒に教室で見た。

 正直言って、私のゼミの学生はいつも品行方正というわけではない。しばしば収拾がつかなくなり、機能しなくなる。人に見せられない場面もある。だが、最終的にはしっかりやってくれる。そのしっかりやってくれている部分を、テレビはきちんと撮ってくれていた。みっともないところが映っているのではないかとひやひやしていた。ゼミ生も同じ気持ちだったらしく、見たくないという学生もいた。

 が、DVDを流してみて、みんな自分たちが思った以上にしっかり映っていることに満足した様子。自分たちの成し遂げたすばらしいコンサートの意義についても、あらためて意識した様子だ。私自身も、そこそこ立派な先生らしく映っていたので満足。

 この日は、日本語表現法の時間に、春学期と同じように、高畠真由美先生に来ていただいて、ブランドネームの講義を学生に受けてもらった。自己発見、自己表現にはとてもよい講義で、学生たちも喜んでいた。

 授業の後、多摩大学から車を飛ばして武蔵野市民文化会館に行った。「エレーナ・オブラスツォワと輝けるロシアの新星たち」というコンサートを聴いた。3500円であの伝説のメゾ・ソプラノであるエレーナ・オブラスツォワを聴けるとは!と思って、

 武蔵野市民文化会館については、東京ではよく知られている。栗原さんというカリスマ・プロデューサーが企画して、低料金で最高レベルの演奏を提供してくれる。武蔵野市の援助を受けているとはいえ、これは驚異的。私はこの会場の企画によって、どれほど未知の大演奏家を知ったことか。そして、今度はオブラスツォワを中心とした企画。ずっとドイツもののオペラばかりを聴いてきた私は、長い間、オブラスツォワも名前を知るばかりで、馴染んでこなかった。最近、その凄さをかつてのDVDなどで再認識している。そんな自分への罪滅ぼしとして、遅ればせながら、往年の名歌手オブラスツォワを聴いておきたいと思った。

 オブラスツォワは一体何歳なんだろう。1970年にはすでに有名な歌手だった。ドミンゴが41年の生まれで、私の認識ではドミンゴよりも5歳以上は年上なので、70歳はすぎているのではないか。

 もちろん、声の細かいコントロールはできなくなっている。大味といえば、大味。しかし、声の凄みはすばらしい。アーンやサティやマスネのフランスものを歌ったが、フランスのチャーミングな娘と言うよりは、どすの利いた怖いフランスのおばちゃんといったところ。会場いっぱいにメゾ・ソプラノの強い声が響き渡る。しかも、なかなか妖艶。アンコールは、予想通り、カルメンのハバネラだったが、間違いなく一筋縄では行かな妖婦カルメンの姿が伝わってきた。すばらしい芸だと思う。

 エレーナ・グーセワは、容姿も声もきれいなソプラノ。86年生まれと言うから、23歳くらいか。表現は硬いが、これからきっと伸びてくる人なのだろう。もう一人のソプラノ、ナタリア・ペトロジツカヤは、28歳。表現力も豊かで声もきれい。容姿も十分。すでにかなりのレベルの人だと思う。日本人のバリトンの寺田功治も混じっていたが、これも見事。しっかりした歌いっぷりだった。ロシアやイタリアのオペラアリアが中心。

 ただ、ピアノの伴奏がかなり弱かった。ばたばたした感じで、伴奏の土台がしっかり決まらない。情感も伝わってこない。ピアノがよければ、もっと感動できたと思う。

 今日(5日土曜日)は一日ゆっくりする予定。オペラのDVDを何本か見ようと思っている。

 ブログに音楽のことばかり書くのはよそうと思っても、どうやら私の関心のほとんどが音楽らしい。音楽のことばかりを書いてしまう。あと数日したら、次の原稿(もちろん、音楽関係ではない!)にかからなければならないので、しばし音楽を心行くまで楽しみたい。

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