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稲城市立iプラザホールで、戸田弥生さん、野原みどりさんとコンサート!

 今日(116日)、稲城市立iプラザホールで、「クラシック×頭のトレーニング」と言うタイトルで、戸田弥生さんと野原みどりさんのコンサートを開いた。私が話を担当した。

 前半は、「クラシックを聴くと論理的な頭になる」というテーマで、音楽の形式を中心にした話と曲目。変奏形式の「キラキラ星変奏曲」と、楽章ごとにソナタ形式、三部形式、ロンド形式など、様々の形式が用いられているベートーヴェンの「春」。

 後半は、超絶技巧の曲を集めた。バルトークの無伴奏ヴァイオリンソナタ、リストの「マゼッパ」、ラヴェルの「ツィガーヌ」など。

 戸田さん、野原さんとは二度目のコンサート。同じテーマで昨年だったか、兵庫県立芸術文化センターで開き、大成功だった。今回もそれに負けない名演奏だった。ただ、舞台裏から聞いたので、集中して聞けなかったのが残念。

 お二人の演奏のタイプはまったく異なる。戸田さんは鬼気迫るような集中力で曲の本質に迫っていく。野原さんは気品に溢れていながらも芯の強い音で明晰な音楽を作り出す。バルトークのソナタは、まさしく、鬼気迫るものだった。「マゼッパ」は、華麗でありながら、気品に溢れていた。「ツィガーヌ」は、両者の美質ががっぷり四つになって現れていた。

 いずれも素晴らしかったが、私は、「ツィガーヌ」が好きだ。この曲自体が好きだということもあるが。

 思いのこもった、ちょっと歪な戸田さんのヴァイオリンに粒立ちのきれいで気品のある野原さんのピアノが加わって、ほかでは味わえない不思議な「ツィガーヌ」になる。野原さんは流麗だが、戸田さんは、流されていくのを拒否するかのよう。それが絶妙の音楽になっていく。

 私のしゃべりについては、まずまずといったところかな。私は雰囲気を盛り上げるタイプのしゃべりではない。お客さんがあまり多くなかったので、本当は盛り上げるべきなのだろうが、それが出来なかったのが残念。

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