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ipadのこと、そしてアルディッティ弦楽四重奏団のこと

 やっとipadに慣れてきた。メールも使えるようになり、新聞も読めるようになり、青空文庫も読めるようになった。めでたし、めでたし。

 一昨日には、midomiというアプリを入れた。音楽を聞かせると、曲名がたちどころに表示される。モーツァルト、ベートーヴェンの交響曲、協奏曲、ソナタ、弦楽四重奏曲などは、曲の途中でもはっきりしたメロディ部分であれば、すぐに曲名を当てる。ただ、オペラのアリアや歌曲は苦手のようだ。「菩提樹」さえも「不明」の表示が出た。また、ブルックナーのようなスケールの大きなメロディも識別しにくいようだ。バッハのあまり有名でない曲やバルトークの弦楽四重奏も試してみたが、正確に表示されなかった。

が、いずれにせよ、すぐに曲名が出るのは感動もの! 「この曲なんだっけ?」というストレスが減らせそう。

 6月22日、大学の帰りに車で武蔵野市民文化会館小ホールに出かけ、アルディッティ弦楽四重奏団のコンサートを聴いてきた。名前はしばしば耳にしていたが、実際に聴くのは初めて。曲目は、前半に、武満徹「ア・ウェイ・ア・ローン」、ラヴェルの弦楽四重奏曲。後半にベートーヴェンの「大フーガ」とラッヘンマンの弦楽四重奏曲第三番「グリド」。

 正直言って、あまりおもしろくなかった。もちろん、技術的にも内容的にも、とてもよい演奏だと思う。が、私自身は乗り切れなかった。

 武満のこの曲は初めて聴くし、ラヴェルの弦楽四重奏曲も実はあまり好きではないので、演奏に関して、なんともいえない。ただ、曲自体、あまりおもしろくないと思った。2曲とものっぺりしすぎている。

「大フーガ」もおとなしくて、迫力不足。この曲はもっと大胆にやってほしい、きっと精妙な音の重なりを聞かせたかったのだと思うが、それだとこの曲の魅力が伝わらないように思う。私としては欲求不満に陥った。ラッヘンマンの曲も、先日のカザル弦楽四重奏団によるアンマンの曲ほどの目の覚めるようなおもしろさはなかった。ただ、一体、弦楽器のどこを弾いてそんな音が出ているのかと不思議の思うような音、まるで恐竜の叫びのような音が聞こえてくるのには驚いた。

 久しぶりに、4曲すべてに対して、「この曲、早く終わってくれないかな」と思ってしまった。こうしてみると、先日のカザル弦楽四重奏団は本当に素晴らしかった!

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コメント

樋口さんは最近の曲などは聞かないんですか?
クラッシックも良いですけど、他のジャンルも聞いてみると物事の考えが変わる時もありますよ。(実話)
後、ipadって使いにくくないですか?
押したい場所を押しても作動しない違う所に認識するなど。
私の友はそれを折りかけました。(既に曲がっている状態)

p.s私の今の日本語はあっているでしょうか?
  もう4位日本に居ない為少し不安です。

投稿: 瑠華 | 2010年6月27日 (日) 09時25分

瑠華様
コメント、ありがとうございます。
クラシック以外のジャンルの音楽は、一時期、民族音楽を聞いていたくらいで、ほとんど聞きません。努力して聞こうとしていた時期もあるのですが、クラシックのほうがずっと楽しいので。音楽はあくまでも趣味ですので、楽しいことだけをしたいと思っています。
ipad、確かに指の反応については不正確なことがありますね。なかなか反応しないことがあります。慣れればできるようになるかと思っていたのですが・・・
正直申しまして、「折りかけました」というところ、ちょっとよくわかりません。瑠華さんの日本語の問題なのか、私の想像力不足なのかはわかりませんが。

投稿: 樋口裕一 | 2010年6月28日 (月) 10時27分

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