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5つの頭痛の種

 夏休みになって、大学の講義がなくなったので、かなり楽になった。が、実はかなりのストレスにさらされている。このところ、頭痛の種が尽きない。そのいくつかを書いてみよう。

・原稿が間に合わない!

 いつものことだが、大量の原稿に追われている!

 今年度から、原則として大学に週5日出勤することになったので、ずっと原稿が捗らなかった。研究室で書けばいいのだが、慣れた自宅の書斎が一番。夏休みに入って、家にいるときにはずっと机について、やっと原稿が少し捗り始めたのだが、それでもたまった注文をこなせない。

 ところが、そうしたところにまた新しい本を依頼された。事情があって、これは断れない企画。しかも、9月中旬までに書かなければ、困ったことになる。私は書くのはかなり速いのでOKしたものの、家に帰ってスケジュール表を見て、困った。8月末から海外旅行に行く予定でいる。帰国して3日目から、京都産業大学で集中講義を10日間。つまり、9月中旬まで使える時間がほとんどない!

 今書いている本をさっさと仕上げて、次に書く予定だったものを後回しにして、新田に注文された本に入らなければならない。今日中にでもこの本に移らないと書き終えない恐れが出てくる。そこで、今、必死に、これまでの仕事の仕上げをしている。これが最大のストレス。

 音楽を聴く時間がとれない。本も読めない。

・チケットが売れない

 何度かこのブログにも書いたが、8月25日にHAKUJU HALLで、私のゼミ主催のコンサートを開く。リハーサルをして、すばらしいコンサートになることを改めて確信した。子どもから、クラシック通の大人までが感動して楽しめるコンサートに間違いなくなる。

 が、コンサートのターゲットであるはずの学生たちは帰省や旅行やバイトで忙しい時期で、なかなかチケットを買ってくれない。宣伝費を使えないので、外に広めることができない。せっかくのすばらしいコンサートなのに、満員になりそうもない。何とかしなければ!! こう見えてかなり神経が繊細な私は、それが気になって、しばしば朝早くから目が覚める! (早朝に目が覚めてしまうのは、もしかしたら歳のせいなのかもしれないけれど!)

・パソコンの調子が悪い

 しばらく前からパソコンが不調。スイッチを入れてから起動するまでに、ひどいときには20分くらいかかる。そしてその後の30分くらいは、ほとんどフリーズ状態。1時間くらいたってから、やっとそこそこ動き出す。しかもCDドライブは数ヶ月前からまったく動かない。私はipodを愛用しているので、CDドライブが動かないとかなり困る。4、5年間、毎日使い続けているので、そろそろ寿命なのか。それにしても、イライラのし通し。

 とはいえ、この文章を書いている今は問題なし。いつも不調なら腹を決めて買いなおすが、そうでもないので、余計困ってしまう。買い換えると、金もかかり、初期設定にも時間がかかる。それを思うと、げんなりしてくる。もう少し、だましだまし使うしかなさそう。

・ロシアの天候不順

 今月末に旅行に出るといったが、行く予定でいるのはロシアのモスクワとサンクトペテルブルグ。ところが、天候不順で、モスクワは煙が充満し、放射能の心配もあるという。出発予定日までまだ2週間ほどあるので、それまでにはよくなると思うのだが、大いに心配。ロシアのニュースが気になる。

・逆流性食道炎

 実は昨日の午前中、近くの病院で胃の内視鏡検査を受けた。要するに、胃カメラ。しばらく前の人間ドックで逆流性食道炎だと診断され、念のために検査を受けるようにいわれた。

 数年前にこの検査を受けたときには口からカメラを飲み込んだが、今日は鼻からカメラを差し込んだ。はじめのうちは激しい不快感を覚え、ひどく吐き気がしたが、カメラが胃の中に入ってからは、我慢できないほどではなかった。口からカメラを飲まされるのに比べたら、かなり楽だった。

 まだ組織の検査が終わっていないが、とりあえず大病の心配はなさそうだとのこと。ただし、逆流性食道炎は間違いないとのことで、薬をもらった。数年前から、胃薬が欠かせない。朝方、とりわけ胃に不快感を覚える。ここ数ヶ月、それがかなりひどくなっていた。

 これからの治療でそれがよくなると、ありがたいが、まだしばらくは不快感は続きそう。

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コメント

先生、残暑お見舞い申し上げます。

ご承知のとおり、先週末からNHK-BSでバイロイト特集が始まり、来週末は世界初世界同時生中継(しかもあろうことか黄昏ではなくワルキューレですね!)だというのに、このお忙しさ。
心中お察し申し上げます。
先生がワルキューレの生中継をご覧になれ、一気にストレスからも開放されますように....。


さて、
私は全くスポーツに興味がない、というか先生のマーラーのように「むかつく」に近い感情を持っております。そもそも人さまの汗を見るのが好きではありません。
職場では、徹夜してでも会社を休んででもサッカーのWカップとやらを観たいという輩が大勢おりまして、まったく理解に苦しんでおりましたが、おそらく8/21のバイロイト(日本時間では深夜の)生中継というのが私にとって同じような価値なのかしらん、と独りで納得いたした次第です。

私個人的には、過日のネルソンズ+カウフマンのローエングリンが中継だったら、週末でなければ本当に会社を休んで観ます。

近所にスポーツバーは沢山ありますが、
オペラファンが深夜に集まり、大スクリーンでバイロイトの生中継...
そんなのがあってもいいと思うのですが(;ω;)

...と、ここまで書いて、自分で企画してしまえばいいんだ!と気づきました。
来年のバイロイト生中継は近所のスポーツバー個室を借りて企画します!!
Wineを飲みながら、5.1chで朝までワグナー。そんなことを考えてしまいました。

投稿: Tamaki | 2010年8月16日 (月) 22時37分

Tamaki様
バイロイトの「ワルキューレ」の生中継、本当に楽しみです。ただ、心配性の私としては、地震が起こって、画面に速報が出てせっかくのワーグナー世界が台無しになってしまいはしないかと心配で仕方がありません。このごろ、震度3でも字幕が出ますからね! 何とかしてほしいものです。
2009年の「トリスタンとイゾルデ」の放送はご覧になりましたか。私が2008年にバイロイトで見たのと同じ演出でしたが、私はバイロイトでかなり激しい怒りを覚えたのでした。何しろ、二人は強く愛し合わないのですから!
再放送されるカタリーナ・ワーグナー演出の「マイスタージンガー」も2008年にバイロイトで見たものですが、この演出の圧倒的な力に興奮しました。
「ワルキューレ」は、「トリスタン」「神々の黄昏」についで大好きな楽劇です。
それにしても、自分でスポーツバーの個室を借りて企画というのはすごいですね! 参加したい気持ちになりそうです。

投稿: 樋口裕一 | 2010年8月17日 (火) 07時51分

先生、地震速報が心配とは!さすがです....アラート音まで鳴りますからね。
(サッカーファンからも同じような話を聞いたことがあります笑)

2009年のトリスタンは放送で観ました。
私はまだまだ初心者であるからなのか、現代風の新演出というのが少し苦手で....
たしかに、トリスタンは淡白でしたね。
先入観を持たないで観れば、ブランゲーネはこのプロダクションの方がハマっているかも!とは思いました。

スポーツバーの個室でワグナー祭りをした場合、全員がサラウンドヘッドフォンをつけたら...とかいろいろ考えてしまいます。不気味な集団です。

投稿: Tamaki | 2010年8月18日 (水) 00時52分

Tamaki 様
私は現代風そのものには、それほど抵抗は感じないのですが、「新解釈」「読み替え」というストーリー変更には強い抵抗を感じます。
先日の「トリスタン」の放送、実は見ていないのです。バイロイトで見て、非常に失望しましたので、DVDも買いながら、忙しい中でわざわざ見る気にはなれないのです。

投稿: 樋口裕一 | 2010年8月19日 (木) 07時54分

素敵なコンサートを企画していらっしゃるのに、チケットが売れない、
これは私の周りみんなが抱える悩みです。こんなに質が高く良心的なコンサートがなぜ?といつも思います。
ホールの費用等、経費も大変と思います。
今まで私のお付き合いの演奏家数人が満席になるようになり、育って行きました。継続は力なりです。
ここまでいい企画でやっていらっしゃれば、きっと明るい未来は有ります。元気で頑張ってください。何かお手伝いが必要な時は、
言って下されば、馳せ参じます。

投稿: 宮本ルミ子 | 2010年8月21日 (土) 21時57分

宮本ルミ子様
コンサートを企画なさっているのですか? 失礼ながら、お名前を検索させていただきました。そのうち、企画の立て方、チケット売りのノウハウなどを教えていただきたいものです。
一つだけいえるのは、お客さんに信頼してもらい、馴染みの客を作り、自分たちのコンサートで音楽好きを増やしていくつもりでなければ、うまくいきそうにないことです。ただ、これもまた実際に行うとなると、難しいことです。
ともあれ、多くの人が同じように悩んでいることを知って、とてもうれしく思いました。励まされました。ありがとうございました。

投稿: 樋口裕一 | 2010年8月22日 (日) 23時13分

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