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エル・ダンジュのこと、SAIのこと、タ行で歌うこと

 やっと、ひと仕事が終わった。今日の夕方から、少し心に余裕ができた。そこで、先日から思っていたことを3題書こう。

 先日、多摩大学付近のフランス料理店エル・ダンジュに家族で行って、久しぶりに食べた。相変わらず、実にうまい!! 最初に出された付け出しの焼きナス~して、本当においしかった。そして、魚(確か、イサキだということだった)も、素晴らしい味わい。

 料理に関する語彙を知らないので、「おいしい」「うまい」としか言えないのが情けない。もっとエル・ダンジュで食べたいものだと改めて思った。

 エル・ダンジュには、愛車SAIで行った(だから、残念ながら、アルコールは飲めない!)。SAIに乗り始めてほぼ半年になる。私は車に凝ることは全くなく、とりあえず乗れればいいと思っている人間なのだが、SAIは、大いに気に入っている。ハイブリット車特有の燃費の良さ、乗り心地の良さ、あっと驚くような加速の見事さもさることながら、何よりもすばらしいのは音の静かさだ。車に乗っていても、エンジンがかかっているのかかかっていないのかわからないほど。私は運転中はほとんど常に音楽をかけているが、家にいるのとほとんど変わりのない感覚で聴くことができる。エンジン音にまぎれて音が聞こえなくなることなど、ほとんどない。

 我が家もやや高台にあり、大学も丘の頂上にあるので、日常的に丘陵地帯を走っていることになる。燃費は平坦な土地を行くのよりはずっと良くないと思うが、それでも今の時期、リッター17キロほどで走っているようだ。以前の車の2倍をはるかに超えている。それも気に入っている要因の一つだ。

 私は車に乗るとき、音楽に合わせてしばしば声をあげている。いわゆる「口三味線」だ。私は、実は音楽に合わせて歌うとき、ラララというラ行を用いない。「運命」を「ジャジャジャ・ジャーン」と表現することもない。私が「運命」の第一楽章を歌うと、「タタタ・ター、ティティティ・ティー。ツタタツタタタツタタタティー」となる。ときどき、カ行や「ン」が混じることもある。「ティカタカティカタカティカタカター、ツントンティー」となることもある。

 いつからこのような歌い方をするようになったのかよく覚えていない。が、小学生のころだったか、中学生のころだったか、友人に私の歌い方が汚いといわれてちょっと気にしていたころ、カラヤンのリハーサル風景を聞いて、カラヤンも私と同じようにタ行で歌っているのを知って意を強くしたのを覚えている。だから、カラヤンのまねをしたわけではなさそうだ。

 私が音楽に合わせて歌っているのを妻や知人が聞くと、聞いてはいけないものを聞いたような顔をするので、私は人前では、この種の口三味線もしないことにしている。もしかしたら、少なくとも日本人には私と同じようにタ行で歌う人は少ないのかもしれない。西洋の人の書いた本を見ると、「運命」の出だしは「タタタ・ター」と表現されるので、もしかしたら、私のようにタ行で歌うのが西洋では普通なのかもしれない。私は、ラ行で人が歌っているのを聞くと、実に切れが悪く、まだるっこさを感じる。タ行が最もクラシックを歌うのに適していると思っているのだが・・・

 ほかの方たちはどう歌っているのだろう。私と同じようにタ行で歌う人は少数派なのだろうか。

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