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ウクライナ国立歌劇場の『ボリス・ゴドゥノフ』は退屈だった

武蔵野市民文化会館でキエフ・オペラ(ウクライナ国立歌劇場)公演、『ボリス・ゴドゥノフ』を見てきた。

 一言で言って、かなり退屈だった。

 私はこのオペラは決して嫌いではない。DVDも何本か見ているし、実演も何度か見た。そのたびに感動してきた。が、今日は、かなり退屈だった。

これはムソルグスキーの未完のオペラであって、リムスキー・コルサコフやショスタコーヴィチら様々の人のオーケストレーションがあり、いくつものヴァージョンがある。今回は、リムスキー・コルサコフに基づくそうで、詳しいことはわからないが、私の見慣れたものとはずいぶん違っていた。そのせいかもしれない。

歌手や合唱には不満はない。ずば抜けた歌手はいなかったが、ボリス役のセルヒィ・マヘラもグレゴリー役のドミトロ・クジミンも、マリーナ役のアッラ・ポズニャークもしっかり歌っていた。オーケストラは、ロシアのオーケストラとして私たちが認識している通り、機能性が高く、すべての音が太くて金管が豪壮。演出もなかなか豪華。よく見るとちゃちな気がしないでもないが、しっかりと王宮の様子を再現している。

もっともよくなかったのは、指揮のヴォロディミル・コジハルだろう。平板で、スリリングさがない。リアルな音がしない。凡庸で退屈。魂をえぐってくれない。最後のボリスのいわば「狂乱の場」も、あっさりと進んでいく。眠くなってしまった。

場面と場面の間の舞台づくりの間、かなり長い合間があるのにも感興を殺がれた。また、プロンプターの声がかなり大きく聞こえたのも、感動できなかった原因の一つかもしれない。そして、相変わらず、スーパーの袋をいじるようなシャリシャリという音、飴玉を出す音、何かをいじる音、バッグにつけた鈴の音などが絶え間なく聞こえる。注意を促すことはできないのだろうか。

明日と明後日、多摩大学では学園祭が行われる。私のゼミでも、「クラシック・カフェ」を開いて、ファゴットの生演奏をおこなう。

今日の午前中は、都心にある大妻高校を多摩大学の仕事で訪れ、午後は、大学に行って「クラシック・カフェ」の準備の状況を見に行った。ほとんど何も進んでいなかったので、大いに心配。明日、うまくいけばいいが・・・。

もし、多摩大学多摩キャンパスの近くにお住まいの方がおられたら、よろしかったら、ぜひおいでいただきたい。多摩大学多摩キャンパスの124教室で、6日と7日の午後、カフェが開かれ、飲み物は原則として無料。しかもファゴットのデュオが楽しめる。ファゴットを吹くのはプロの奏者。絶対に楽しめる!!

明日、この報告をしたい。よい報告になればいいのだが…

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