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成田にて

  これからパリに向けて出発。
   昨日は、仕事にくぎりをつけるのに必死だった。また、しばらく前から少しずつ見ていた「カラマーゾフの兄弟」のロシア制作のドラマのDVDを最後まで見た。
   ドストエフスキーの原作は高校生の頃、大学生の頃、そしてつい最近、合計3回読んだが、長時間かけて読むので、読んでいるうちに細かいところを忘れてしまう。一挙に全体を把握したいと思って、この合計9時間ほどかかるDVDを買ったのだった。それなのに、海外旅行のために中断されては意味がない。最後の2枚を見た。

  かつて、1960年代にロシア映画「カラマーゾフの兄弟」をみたとき、小説から抜け出したような登場人物に驚くと同時に、小説を読んだ時には思い浮かべもしなかったロシアの途方もない風景にも驚いたのだったが、今回も、日本人の想像も及ばない風景がたくさん出てくる。
  かなり原作に忠実。記憶にないところもたくさんあったが、きっとそれらも原作に基づいているのだろう。
  登場人物も、かつての映画ほどではないが、原作からぬけだしたかのよう。ただ、カテリーナとグルーシェンカの女優さんは逆だったほうがよかったのではないかと思った。
   とても良いドラマだったし、全体を概観するにはありがたい。ドストエフスキー特有の常軌を逸した人物たちを実にうまく描いて、違和感はない。が、やはり、小説を読んだときの衝撃は伝わらなかった。あくまでも、小説を読んで感動した人が、全体を整理するためのドラマだと思った。

  今、成田空港で出発を待っている。ひまでしかたがないので、愛用のipadでこの文章を書いた。  
 

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