« ナントのラ・フォル・ジュルネ最終日 | トップページ | 日本に戻って、再びナントのラ・フォル・ジュルネを振り返る »

ナントのラ・フォル・ジュルネを振り返って

 ナントのラ・フォル・ジュルネの最終日を終え、一晩寝て、もう少ししてホテルを出てパリを経由して日本に向かう。

 ちょっと時間があるので、今年のラ・フォル・ジュルネをざっと振り返ろう。

 まず、コンサートのプログラムについて。

 例年通り、ピアノ曲が中心だった。ナントのタイトルも日本と同じように「タイタンたち」となっており、ブラームス、リスト、マーラー、シュトラウス、シェーンベルクがポスターに大きく出ているが、曲目は圧倒的にブラームス、そしてリストが多い。ブラームスとリストのピアノ曲はさまざまのピアニストで演奏されている。ブラームスの室内楽も多い。

ただし、ブラームスについては、ドイツ・レクイエムは毎日、ピアノ協奏曲も毎日、1番2番ともにさまざまの演奏家で演奏されるが、ヴァイオリン協奏曲と二重協奏曲は私の気づいた限りではたしか1回ずつ、チェロ・ソナタ第1番、ヴァイオリン・ソナタ第3番は少ない。時間の関係や、マルタン氏の好みの関係だろう。

マーラーは、1番、4番、5番の交響曲は何度か演奏された。5番の第4楽章のアダージェットはあちこちのコンサートに含まれている。が、それ以外はほとんどない。ブルックナーの交響曲は7番と9番のみ。そのほか、合唱曲が少々。シュトラウスは、「ドン・ファン」「死と変容」「メタモルフォーゼン」「ブルレスク」「町人貴族」などは演奏されたで、「英雄の生涯」や「ティル」や「ドン・キホーテ」は含まれない。シェーンベルクは「浄夜」が何度か演奏され、「月に憑かれたピエロ」が1回(名演だったらしいが、私は別のコンサートに行って、みられなかった)。リストはピアノ曲以外は、「ファウスト交響曲」が一度演奏されただけだったと思う。

そして、例年の通り、歌曲はほとんどなし。ブラームス、シュトラウス、ヴォルフの歌曲をぜひ聴きたかったが、皆無に近かった。

おそらく、日本での公演では少し日本人好みに変更されると思うが、大まかには変わらないだろう。個人的には残念な面もある。

演奏の質は、ピアノ独奏、室内楽に関して圧倒的にすばらしい。有名な人、そうでない人のいずれもが極めて高レベルで、圧倒的な音楽性を聞かせてくれる。感動した門がたくさんあった。

個人的には、いちおうポスターに出ている5人の巨人たちは全員踏破した。マーラーも、編曲ものを聴き、アダージェットは二度聴いた。が、聴いた曲の8割以上がブラームスの曲だろうと思う。私はブラームスの室内楽が大好きなので、その意味ではきわめて満足。

感銘を受けた演奏や演奏家については、日本に帰ってからまとめたい。自分なりにベストテンもつけてみたいと思っている。

|

« ナントのラ・フォル・ジュルネ最終日 | トップページ | 日本に戻って、再びナントのラ・フォル・ジュルネを振り返る »

2011年ラ・フォル・ジュルネ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/532807/50803613

この記事へのトラックバック一覧です: ナントのラ・フォル・ジュルネを振り返って:

« ナントのラ・フォル・ジュルネ最終日 | トップページ | 日本に戻って、再びナントのラ・フォル・ジュルネを振り返る »