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ナント到着

 先ほど予定通りにナントに到着した。リスボンからパリ・シャルル・ドゴール空港を経由し、先ほどホテルに入った。やっと目的地に到達!

 昨晩からのさきほどまでの出来事を整理しておく。

昨日のブログに、ファドを見ると書いたが、実は、見なかった。

 ファドの店を予約し、タクシーを呼んで、運転手が指差した店に入り、飲み物を注文した。10時開始という話だったが、30分待っても何も始まらない。客は10人ほどで、しかも若者の観光客らしい。大声でしゃべって、煙草を吹かせている。舞台もない。給仕してくれたおじさんに「いつ始まるのか」と聞いたが、なんだかよくわからない。「ファドをやるのでは?」と不安になって聞いたのだが、ぽかんとしている。

 もしかしたら、タクシーの運転手の教えてくれた店が間違いだったのかも。ファドをやりそうな雰囲気はなく、単にバーのような雰囲気だった。そこで、もっとたずねようかと思ったが、言葉も通じないし、いい加減うんざりしていたので、「もういいや」と思って、店を出て、さっさと帰った。シャクなので、あの店でよかったのかどうか調べていない。

 後で考えれば、かなり残念。もう少し事情を聴いて、店が間違っていたら、正しいところに行くべきだった。が、まあそのうち、またファドを聴く機会もあるだろう(いや、ないかな?)。

 今朝は、9時半ころにホテルを出て、高台にあるアルファマ地区周辺に行ってきた。サント・アントニオ教会までタクシーで行き、そこから、すぐ横にあるイスラム勢力に支配されたあとに、イスラムの教会あとに立てられたというカテドラルを見物して、その後、アルファマ地区をぶらぶらして、急な坂道を歩いてサン・ジョルジェ城に行った。サン・ジョルジェ城は今は公園になっているが、高台にあって、ローマ時代から少しずつ建設され、リスボンの歴史を見てきたらしい。

 以前、フランスのカルカッソンヌの城壁に行って見事さに眼を見張ったことがあったが、それに匹敵すると思った。城から見下ろすリスボンの風景もすばらしい。こじんまりとして、城っぽい壁と茶色に屋根にほぼ統一された景観だ。ベンチに座ってぼんやりと町を見たり、城壁歩いたりして、1時間以上を城で過ごした。私が回っている間はほとんど客はいなかったが、帰るころになって、小学生の集団が先生に引き連れられて見学に来ていた。

 帰りはバスに乗ってフィゲイラ広場に行き、ホテルで一休みしてから、空港にタクシーで向かった。

空港からホテルまで8ユーロしなかったのに、ホテルから空港までは14ユーロだった! 愛想のいい運転手だったが、きっと遠回りしたのだと思う。が、面倒なので、特に文句は言わず、ただちょっと不審な態度を見せただけでタクシーを降りた。

 パリでの乗継までに時間がなかったので、リスボンからの便が遅れたりしたら困ると思っていたが、きわめて順調。乗り継ぎも、相当の距離を歩かなければならなかったが、迷うことなくゲートに着いた。乗り継ぎの場合、荷物が出てこないことがあるので、それも心配だったが、ナントできちんと荷物は届いた。やれやれ。

 明日からいよいよラ・フォル・ジュルネが始まる。時差ぼけは、ほぼ解消されている。午前3時ころに眼が覚めるが、酒を飲んで、また寝ている。私はアルコールに弱いので、酔うとすぐに眠くなる。アルコールのおかげで何とか睡眠を確保している。朝方、眼が醒めなくなると、本当の意味で時時差ぼけを克服したことになるのだが、今晩そうなるかどうか・・・。ともあれ、明日からが楽しみだ。

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