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20数年ぶりの休肝日、そして、ラ・プティット・バンドのコンサート

 私は大酒のみではない。酒好きでもない。人と一緒に飲みに行くということも、ほとんどない。どうして世の中に酒好きがいるのか、常々不思議に思っている。

 が、そうでありながら、実は30年近く、私は一日たりと酒を欠かしたことがなかった。もっぱら寝酒として、私には酒がなくてはならなかった。

 私は大雑把な性格であり、何をしてもザツなのだが、かなり神経質なところがあるらしく、若いころから寝つきが悪い。10代から30代にかけて、布団に入っても一睡もできずに朝を迎えたということがよくあった。そうでなくても、ほとんど毎日のように、1時間、2時間眠れずに煩悶していた。

 そうしたころ、自分がアルコールにいたって弱く、酒の類を飲むとすぐに眠くなることを発見した。そして、30代後半から、毎晩、必ずウィスキーやブランデーや日本酒や焼酎を少量飲んで寝ることにしたのだった。それが習慣になってしまった。

 ところが、最近になって、年齢とともにだんだんと朝早く目が覚めるようになった。このごろ、朝の7時まで寝ていられることはない。5時過ぎには目が覚めてしまう。1時ころ寝ても、やはり5時ころに目が覚める。そこで、翌日、コンサートがあったり、長時間の車の運転をする予定があるような場合には、もっと長く寝るために、枕元に酒を置いて、朝に再び酒を飲むようになってしまった。

しかも、いくら酒に弱いといっても、20年以上にわたって毎日飲んでいると、多少は強くなる。だんだんと酒量も増えてきた。さすがにこれはまずいと思い始めた。これでは、酒依存の生活にほかならないではないか。

 そこで、決意した。そろそろ酒なしで寝ることにしようと思ったのだ。もしかしたら、酒なしでも寝られるようになったのではないかと思った。ここ数日、幸いなことに、かなり疲れている。そこで、夜の寝酒を何日かやめてみた。

すぐには寝付けなかったが、それでも思ったよりも早く眠ることができた。ところが、やはり、朝の4時か5時に目が覚める。そこで、また酒に手を出してしまった。

 そしてついに一昨日。

酒なしで眠りにつき、しかも、そのまま酒なしで朝まで寝ることができたのだった。何という快挙! もうまる2日間ほど酒を飲んでいない。ここ30年ほどで初めてのことだ。

もちろん、特に酒の上で失敗をしたわけでもなく、特に体を壊しているわけではないので、きっぱりと酒を断つつもりはない。が、できるだけ寝酒も朝酒も控え、特別な場合に飲むだけにしたいと思っている。そのほうが酒を楽しむことができようというものだ。

 72日、オペラシティのコンサートホールで、ラ・プティット・バンドのコンサートを聴いた。見事な演奏だった。が、実は、あまり感動できなかった。

 曲目はすべてバッハ。前半にブランデンブルク協奏曲の2番と6番と三重協奏曲イ短調。後半にブランデンブルク協奏曲5番、3番。アンコールは3番の終楽章。

 何曲かはシギスヴァルト・クイケン自身がヴィオロンチェロ・スパッラを担当。2番ではナチュラル・トランペットが用いられて、バッハの時代を彷彿とさせる演奏だった。生き生きとしたリズム、精妙なアンサンブル。その点では見事だった。

 ただ、ジャン・フランソワ・マドゥーフの演奏するナチュラル・トランペットは、この人がいたからこそこの楽器が演奏できたということだが、やはり音程があまりに不安定。私にはかなり辛かった。

 そして、全体的に優等生的な演奏で、もっと自由でもっと楽しくていいのではないかと思った。私は昨年(だったかな?)聴いたベルリン古楽アカデミーの演奏のほうがずっとおもしろかった。

それに、オペラシティの会場は、この種の音楽には広すぎる。私は後ろから5列目あたりで聴いたが、音のリアリティが感じられなかった。

ちょっと欲求不満で家に向かった。

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