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藤原亜美&長尾洋史デュオ、リストに感動

 9月24日、多摩大学で午前中から午後まで、学務をこなした後、上野の東京文化会館小ホールに直行して、藤原亜美&長尾洋史スーパー・ピアノ・デュオを聞いた。前半は、ドビュッシーの「白と黒で」とシューベルトの幻想曲ヘ短調、後半に、リストの「ドン・ジョヴァンニの回想」とモーツァルトの2台のピアノのためのソナタニ長調。見事な演奏。

 そもそも私はピアノに疎く、しかも2台のピアノのための曲や連弾曲は特に聴いたことがないので、今日聞いた曲で、聞きおぼえがあるのは、モーツァルトだけだった。久しぶりにコンサートで知らない曲が続いた。

だから、あまり深いことは言えないが、藤原さんと長尾さんは音楽に対するアプローチがよく似ている気がした。それとも、長尾さんが音楽の基盤を作っているのか。今日のデュオは、私がこれまで聴いた長尾さんの演奏ととてもタッチが似ていた。

 たとえば、シューベルトの幻想曲。普通だったら、もっとメロディを浮きたたせて、リズムを崩しながら思いを込めて演奏するだろう。モーツァルトも、もっと旋律線を強調するだろう。が、あえてそうしようとはしない。ある意味で、旋律線も伴奏のピアノの音の中にちょっとだけ埋もれがちになる。ややポリフォニックな表現といえるかもしれない。が、そこにリリシズムが立ち上がる。

 私は残念ながらドビュッシーにはあまり心ひかれなかった。モーツァルトについては、あまりモーツァルトらしくなかったので、ちょっと違和感があった。が、シューベルトとリストがとりわけ素晴らしかった。特に、リストが本当にすごい。「ドン・ジョヴァンニ」の中のメロディがくんずほぐれつして、時々炸裂する。そのピアノの音のからみを、二人の演奏家が実にきれいに表現してくれた。ただ残念ながら、私の耳には、二人の音の区別はできなかった。

 実に満足。私のピアノ不感症は癒えつつある。

 

 猛烈な忙しさが続いている。原稿を書き終わらないうちに夏休みが終わってしまっただけでも焦っているのに、バイエルン国立歌劇場公演にも明日から何度か行くことになる。ますます時間がなくなる。

 そんな中、一つ心配事がある。我が家のイチジクに元気がない。2本の幹のうちの1本は、台風で倒れたので、根元からのこぎりで切った。もう一本のほうは無事なはずだったが、どうもそうでもなさそう。葉っぱがしおれた感じになり、すでに枯れた葉も何枚かある。台風の威力はかなり大きかったということだろう。しばらく様子を見守るしかなさそう。

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