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声が出なくなった!

 一昨日、朝、起きたときから喉が痛かった。風邪をひいたらしいとは思っていた。が、特に身体的な異変があるわけでもなく、午前中、ある出版社に行って取材を受け、午後、JR東日本本社に出向いて、研修の講師として講演をしていた。

 講演のはじめのうちは、ときどき声がかすれる程度だった。だが、しゃべっているうちに、ますます声がかすれるようになった。最後には、ほとんど声が出ない状態に陥った。受講してくださった方々はかなり聞き苦しかったのではないか。迷惑をかけてしまった。

 家に帰ってからは、ますますひどくなり、有声音を出せなくなったので、昨日、行きつけの医者に診てもらった。喉頭炎の一種で、時々こうなる人がいるらしい。短くて1週間ほど、長いと3週間ほどこのような状態が続くとの見立てだった。もちろん、こんなことは初めて。一生続くわけではなさそうなので、ともあれ、よかった。

 今日は昨日に比べると、のどの痛みも減り、声も多少は出るようになった。薬のおかげで、間違いなく快方に向かっている。とはいえ、まだささやき声でやっと話ができる程度。声が出ないほかには、特に目立った異常はない。熱があるわけでもなく、咳がひどいわけでもない。とはいえ、声が出ないとストレスが大きい。しかも、薬のせいなのか、眠くて頭がぼんやりしており、仕事が手に着かない。

 大学で講義をして生計を立てているので、声が出ないというのは大変なことだ。やむを得ず、休講にした。話をする仕事がほかにも入っていたが、事情を話して、キャンセルさせていただいた。いやはや、あちこちに迷惑をかけている。

 声が出ないと、実に不便。コンビニに行っても、ものを差し出すだけ。言いたいことも言えない。家族の話のなかに入っていきたいが、面倒なので黙っていると、私抜きで話が進んでいく。やっとの思いで口にしても、どうやら聞こえないらしくて素通りされる。話を交わすことによって人は存在感を得ていることを改めて実感する。

 このブログを私の知り合いが見ていたら、どうか、私への連絡は、メールでお願いします。このような事情ですので、電話はご遠慮ください。コンサートなどで顔をわせて、私がむすっとしていても、それは声が出ないせいですので、変に誤解しないでください。少々、仕事が停滞していますが、できましたら、ご容赦ください。

 ともかく、早く治したい。そのためには、安静にしておくことが大事なようだ。これを機会に仕事を怠けて、買いためたCDを聴こうかと思っている。

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コメント

樋口さん、お久しぶりです。
そのようなことが現実にあるのですね。驚きました。今まで当たり前にできていたことができなくなってしまうのは、不安感で苛まれますよね。それほど大ごとではないそうなので何よりですが。

私は現在単身、家で仕事をする機会も多いので、外出しない日は、それこそ誰とも会話をしない(できない)日もままあります。ですので、それほど苦痛にはならないと思うのですけど、樋口さんが声を出せなくなってしまうのは死活問題になりますよね(汗)どうかお大事になさってください。

投稿: 羽夢 | 2011年12月 3日 (土) 00時03分

すっかりご無沙汰しておりましたが、まさか大変な事におなりとは…。お辛いとお察ししますが、この機会にゆっくりと休息されて下さい。
僕は11/27日曜日に、仙川アヴェニューホールでエリック・ハイドシェックのリサイタルを聴きました。ホールが小さいので演奏を間近に聴け、使用ピアノはイタリアのファツィオリ製と贅沢なコンサートでした。ハイドシェックはもう75歳なので完璧には弾けませんが、独特の解釈によるモーツァルト、ベートーベン、ドビュッシーのロマンティックな音楽づくりは健在で、無調による自作数曲も、フランスの現代詩からインスピレーションを得ているだけに、やはりどこかロマンティックな雰囲気がしました。
これから寒さが厳しくなり、九州出身の人間にはきつい季節が来ました。お互いさま、気をつけて春を迎えましょう。それではお大事に。

投稿: 崎田幸一 | 2011年12月 3日 (土) 00時10分

羽夢様
コメントありがとうございます。日ハム・ファンの方ですね!
菅野の入団拒否は、残念ですね。まだ、最終的決断ではないのかもしれませんが。 
ご心配いただき、ありがとうございます。
昨日から、やっと声が出るようになりました。ただし、かなり苦しげなかすれ声ですので、面と向かっていなければ私の声とわかってもらえないようです。が、今日は無理でも、明日には以前に戻るように思います。急速に回復しています。

投稿: 樋口裕一 | 2011年12月 3日 (土) 07時55分

崎田幸一様
ご心配いただき、ありがとうございます、「羽夢」さんに書いたとおり、かなり回復しております。
ピアノに疎い私はハイドシェックにはあまりなじみはないのですが、トゥルトゥリエの伴奏や室内楽のCDは何枚か聴きました。とても繊細で美しい音だった記憶があります。小さな空間で聴くと、きっと素晴らしいでしょうね。
九州出身の私はかなりの寒がりです。確かにつらい季節です。

投稿: 樋口裕一 | 2011年12月 3日 (土) 08時03分

お体の具合はその後いかがでしょうか。
実は2日の午後から喉の具合が良くなく、医院で診てもらったところ、急性咽頭炎と診断され、その夜に予定していた池辺晋一郎氏の新作初演の演奏会(「四人組」コンサート)、行くと約束していたにもかかわらず、行けず残念でした。どうも急に寒くなったのに無理していたからでしょうか。
樋口先生もお大切になさってください。

投稿: 白ネコ | 2011年12月 4日 (日) 17時01分

白ネコ様
具合はいかがですか。
私と同じ症状かもしれませんね。声が出ないで、コミュニケーションが取りづらい中で病名を聞きましたので、もしかしたら私のも「急性咽頭炎」だったかもしれません。
私は1週間でほぼ回復しました。今日は声が出なくなってからちょうど一週間目ですが、少しかすれる程度になっています。
無理をなさいませんように。

投稿: 樋口裕一 | 2011年12月 6日 (火) 12時00分

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