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三ツ橋敬子+読響の「イタリア」など

  2月9日、すみだトリフォニーホールで、三ツ橋敬子指揮による読売日本交響楽団の「深夜の音楽会」を聴いた。前半、リヒャルト・シュトラウスの13管楽器のためのセレナードと、読響の首席オーボエ奏者である蠣崎耕三によるオーボエ協奏曲、後半、メンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」。この演奏は、そのうち日本テレビで放送されるはず。忙しくて時間がないので、ごく簡単に感想を書いておく。

 三ツ橋敬子の指揮は二度目。前回は、びわ湖のラ・フォル・ジュルネで、日本センチュリー交響楽団を指揮しての「運命」と「合唱幻想曲」を聴いた。とてもよい演奏だったので、今度も聴きたい気になった。

 前半のシュトラウスのこの2曲は難しい。一つ間違うと、とりとめのない曲になってしまう。そして、ある種、そのとりとめのなさが魅力でもある。オーボエ協奏曲には晩年のシュトラウスの境地が表れている。今日の演奏は、それをまずは無難にまとめた感じ。うまく処理していたが、深い感動を呼ぶには至らなかった。オーボエに関しても、なかなかの腕だが、あと少しの爆発がほしいと思うのは、ないものねだりだろうか。読響の管楽器のメンバーはとても充実。

 後半の「イタリア」はかなり良かった。第一楽章と第四楽章のきりりとひきしまって生き生きとしたところが実にすばらしい。スケールが大きく、形式感もしっかりしている。メリハリの付け方にちょっと癖があるが、それが私にはとても魅力的。ただ、第二・三楽章がちょっと退屈だった。この曲そのものにそのような傾向があるので、仕方がないかもしれないが。

 アンコールは「ピチカート・ポルカ」。手際のよい指揮。

 ともあれ、とてもいい指揮者なので、これからも聴きたいと思った次第。

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