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ベトナム旅行4日目 ハロン湾クルーズを楽しんだ

 3月7日、午前中、ホーチミン市内をざっと見物した。20年前に見たところばかりだが、戦争証跡博物館の奇形の写真には衝撃を受けた。これらの写真は20年前にはなかったかもしれない。ベトナム戦争の写真も衝撃だが、これは、それ以上。

 夕方、ホーチミン空港を発ってハノイ空港に到着。そのままツアーで用意された車でハロン湾に急いだ。3時間半かかるといわれているところを、ずっと100キロ近いスピードを出し、パッシングをしまくって次々と車を追い越して、2時間半ほどで到着。温和そうな運転手さんだったが、車を運転すると人が変わるタイプかも。が、みんながけたたましい警笛を鳴らしながら乱暴に運転をするベトナムで実に、この運転手さん、手際よく運転する。

 ハロン湾のバイチャイ地区に到着した時は辺りは真っ暗だったが、ホテル付近は日本の熱海や別府を思い出させる雰囲気だった。ネオンがあり、ホテルがあり、カラオケ店があり、リゾート施設がある。夕食を食べた店は、2階ではカラオケの声が響いていた。

 一晩寝て、8日、ベトナム最大の観光地であり、世界遺産に指定されているハロン湾のクルーズに出かけた。船着き場には、数十、数百の大小の観光船が出入りし、大勢の観光客が押し掛けている。私たちが参加したのは、6時間コース。十数人の客(同じツアーというわけではないが、全員が日本人)と数人のガイド、数人のスタッフが乗り込んで、湾を走る。

 あいにくの曇り空で、遠くの島々ははっきりとは見えない。この時期はほとんどいつもこのような天気だという。真夏には快晴になるが、その分、猛烈な暑さらしい。今日は、たぶん、15度くらいで、長袖のシャツの上に薄地のジャンパーを着て、ちょうどよいくらいだった。

20分ほど走ると、次々に不思議な形をした島が見えてきた。まさしく墨絵に描かれた渓谷が海から突き出した風景。岩肌が垂直に近い形で切り立っており、その上に緑の木々が生えている。大分県中津市に育った私からすると、まさしく耶馬渓のような風景。ただし、そのような切り立った島がいくつかあるというのではなく、何十、何百と海に浮かんでいる。小さな岩も加えると、全部で2000の奇岩が並んでいるという。船で海上を走ると、次から次にそのような島が通り過ぎていく。

 が、これをいくら文章で表現しても、この不思議な形の山を想像してもらうのは難しいだろう。ゆっくりブログを書いて、詳しく描写する時間もないので、このくらいにしておく。

 その後、ダウゴー島にあるティエンクン洞という鍾乳洞を見物。ハロン湾にはほかにもいくつか鍾乳洞があるというが、これが規模的に最大だという。鍾乳洞特有の不思議な光景が続く。ただ、これまで見たことにある鍾乳洞はいずれも湿っていたが、ここは乾ききっていた。

 再び、船に乗って移動し、400段の階段を上がって、ハロン湾の見晴らし台にいった。韓国人の観光客が大勢やってきていた。彼らとともに階段を上った。見晴らし台からのハロン湾は格別だったが、曇っていたので、絶景というわけではなかった。

ともあれ、疲れ切った。鍾乳洞もかなりの階段を上り下りしたが、展望台への階段はその比ではなかった。そのせいで、今も足ががくがくしている。

 帰りの船の中で昼食。本当においしい。ベトナムで食べた料理は、一度を除いて、最高においしい。ベトナム料理は世界最高水準だと確信する。ベトナム到着以来。ずっと満腹状態が続いている。お腹は空かないが、料理が出されるので食べてみる。あまりにおいしいので、つい大量に食べる。その繰り返し。

 船を下りてから、バンチャイ橋を渡ってホンガイ地区の行き、ハロン市場をのぞいた。洋服や日用品、金物などの2,3メートル四方くらいの小さな店がぎっしりと3階建ての建物の中に並んでいる。どの店も、店の前にいすをでんと据えて店番が座っている。ほとんどが若い女性。その人たちが、ものを食べていたり、しゃべっていたりする。この市場には、食べ物屋はなかった。ホーチミン市で見た市場は、同じような雰囲気だったが、魚や野菜や果物があって、激しい周囲が充満していた。その点、ここには匂いは強くなかったが、色とりどりの服(たぶん、かなりが中国製)があって、色彩面で激しい存在感を示していた。日本人が買いたくなるような趣味の服は一着もないといって、間違いないと思う。よくもまあ、こんな色彩の服ばかり揃えているものだと、日本人としてはあきれてしまう。

 その後、非常な疲れを感じたので、マッサージ店に連れて行ってもらって、75分コースのマッサージを受けた。私は日本でしばしばマッサージを受けているが、全くやり方が違っていて、おもしろかった。かなり心地よかったが、最高レベルというほどではなかった。が、問題は、今日の展望台まで歩いた疲れが、どれほど取れているか・・・。なにしろ私は、センター試験の際、階段状になっている大教室の一番高い所を担当しただけで、翌日、筋肉痛に苦しんだほどの運動不足。明日が怖い・・・

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コメント

こんにちは。梅祭で賑わう、湯島天神の境内からお送りします。樋口先生の文を読むと、写真がなくてもベトナムの美しい風景が想像出来ます。僕は小三春休みの家族旅行で耶馬溪に行った事があります(1973)。その時は青ノ洞門にまつわる『恩讐の彼方に』の基になったエピソードの方が印象に残りましたが、奇岩がそそり立つ独特の景色も面白かったので記憶しています。ところで、音楽抜きで書いておられる記事に恐縮ですが、ラ・フォル・ジュルネ東京の期間中は、東京国際フォーラムの中庭に、食べ物屋さんの屋台が雑然と並ぶのも楽しみですね(販売される料理は、種類が多く多国籍だから、ベトナムとは全然雰囲気が違うと思いますが)。コンサートの合間に、わざわざ食事する所を捜す必要がないから助かるのは勿論ですが、お祭り気分を更に盛り上げてくれるので楽しいですね。場所取りが大変ですけれども。

投稿: 崎田幸一 | 2012年3月10日 (土) 15時06分

崎田幸一様
コメントありがとうございます。
「恩讐の彼方に」は、中津市で育った人間にはなじみ深い作品です。機会があって先ごろ読み返したのですが、青の洞門が頭に浮かんできました。あの風景を知っている人に私のブログを読んでいただいて、うれしく思います。
有楽町のラ・フォル・ジュルネの屋台、おいしいところがたくさんありますね。エスニック料理が大好きな私にとっても楽しみの一つです。鳥栖のラ・フォル・ジュルネも昨年はたくさん屋台が出ました。大分に行かれる機会はないのですか? おありでしたら、ついでに鳥栖のラ・フォル・ジュルネをのぞいてみるのもおもしろいと思います。

投稿: 樋口裕一 | 2012年3月12日 (月) 18時58分

大分はいずれ行きたいですね。高校時代の友達にも会いたいですし。LFJは、ポゴレリッチみたいに東京では不参加(その東京でのソロリサイタルやショパン協奏曲のコンサートの売上に影響が出るからでしょう)のアーティストもいますし、鳥栖に限らず金沢とかも、観光を兼ねて行きたいですね。それぞれの開催地の雰囲気や食べ物に、ローカルカラーの違いが出て楽しい事でしょう。

投稿: 崎田幸一 | 2012年3月14日 (水) 22時17分

崎田幸一様
コメント、ありがとうございます。
鳥栖のLFJ、昨年は「九州グルメ」という特集で、各県の名物料理の屋台が出ていました。大賑わいでした。ほとんどの県のものを食べましたが、いずれも満足しました。各県のラーメンが出ていないのが、残念でしたが。

投稿: 樋口裕一 | 2012年3月15日 (木) 08時27分

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