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夏休みあれこれ

 やっと正式に私の勤める大学も夏休みに入った。

 年に30回は講義をするようにという文科省からの指示のため、最近の大学は夏休みに入るのが8月初めになるところが多いようだ。7月の中旬には夏休みになっていた昔の感覚からすると、信じられないほど。祭日の月曜日にも授業のあることが多く、しかも、私の大学では来年は1月4日から授業が開始される。年に20回も授業がなかった昔とは大違い。

 相変わらず、仕事がはかどらない。しなければいけない仕事がたくさんあるのだが、手がつかずにいる。ずっと忙しかったので、もうすこしぼんやりしていたい。

 この数日間したことを簡単にまとめる。

 

 7月27日、ゼミ生の用件を済ました後、音楽関係の知人たちと吉祥寺の「カフェ・ロシア」という店に入った。初めての店。ロシア料理とグルジア料理が絶品。

 前菜の盛り合わせ、水餃子、ピロシキ、ボルシチなど、いずれも実においしい。赤い壁紙も料理にピッタリ。

学生のころ、西荻窪のアパートに住み、吉祥寺にはよく遊びに来ていた。東進ハイスクール吉祥寺校でも仕事をしていた。ひいきの店がいくつかある。今でも時々顔を出す。その中でも、ここはとびっきり美味しく、雰囲気がいい。これから、吉祥寺に来たらここに寄ることにしよう。

 店内でクリテツさんが、ロシア人の発明した電子楽器テルミンの生演奏を聞かせてくれた。目に見えない電波を手で操って音を出す。音程が不安定な不思議な音。「トゥランガリラ交響曲」に使われるオンド・マルトノと少し似ている。サンサーンスの「白鳥」を聴いた。

 

 サンサーンスと言えば、まだこの作曲家を聴き続けている。クリスマス・オラトリオのほか、室内楽も実に面白い。日本語で入手できる伝記をアマゾンを通して購入してみたが、アマゾンのレビューに小谷野敦さんが書かれていた通り、本当に信じられないほど読みづらい。内容が少しも頭に入らない。あまりに読みにくいので、久しぶりに、フランスのアマゾンに注文して、フランス語のサンサーンスの伝記を入手。ざっと読んでみたが、こちらのほうがまだ読みやすいほど。フランス語はかなり忘れたが、思い出すためにもこれをじっくり読んでみようかと思っている。少し暇になったら、訳してみてもいいかなと思い始めた。

 

 私も人並みに、イチローの移籍、松井秀樹の戦力外通告、大津の中学校のいじめ問題、オリンピックに大いに関心を抱いている。オリンピックも今までのところ、柔道、体操、そして北島選手の不振にやきもきしている。

 いじめ問題については、私もなんとひどい学校、ひどい担任、ひどい校長、ひどい教育委員会だろうとあきれてしまう。そして、何よりも、ひどい加害者。しかし、それにもまして、加害者いじめをし、加害者でもない人までも勘違いして攻撃する「正義」の市民たちもなんとひどい連中なのだろうと思う。自分を正義と思っているだけに余計に始末に負えない。私としても、この問題について発言した気がないでもないが、まだ情報が不足しており、真相がよくわからない。まずはしっかりと真相を究明する必要があると思う。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

樋口先生

毎日、猛暑ですので、暑中お見舞い申し上げます。
ところで、サン=サーンスといえば、私としては、≪サムソンとデリラ≫がお気に入りです。ずーっと前、70年代の終わり頃だったか、偶然、NHK FMからメトでのこのオペラが聞こえてきて、途中から思わず聞き惚れた記憶があります。デリラがビヴァリー・シルズだったよう。他の出演者は記憶ないのですが。

テルミン、不思議な音がする楽器ですね。最近は聴くチャンスがほとんどありませんので、樋口先生のご体験に懐かしくサウンドを思い出した次第です。

ともあれ、まだまだ暑さ厳しいので、お大切になさってください。

投稿: 白ネコ | 2012年8月 1日 (水) 10時54分

白ネコ様
コメント、ありがとうございます。
シルズですか。懐かしいですね。70年代にはよくFMで聴きました。レコードも何枚か持っていた記憶があります。
サンサーンス、とてもおもしろいと思います。大作曲家であることを再認識しています。
暑い中、ご自愛ください。

投稿: 樋口裕一 | 2012年8月 5日 (日) 21時05分

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