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ザルツブルク到着

 8月13日の昼間、成田を出て同日の夕方(といっても、もちろん7時間の時差がある)、フランクフルトに到着。すぐにタクシーでホテルに向かった。翌日の移動を考えて、フランクフルト駅前の小さなホテルで一泊。

 空港に到着してすぐに携帯でメールなどを確認しようとしたところ、圏外になっている。今回は、私にザルツブルク、バイロイト行きを誘ってくれた私よりも年上の女性をエスコートする形で行動を共にしているが、その方の携帯も同じ状況。あれこれいじってみるが、全く通じない。

 しばらくして、これが私たちだけの問題ではなく、ドコモの障害で全世界的に起こっているとわかって、まずは安心したが、それにしても、仕事などでもしもの事が起こったら携帯で連絡し合おうとの心づもりで来ているので、通じないと実に不安。携帯がなかった時代には考えられないことだ。携帯によって社会とつながっていないと不安で仕方がなくなっている自分を改めて発見。

ホテルの周囲の雰囲気は最悪。私の泊まるホテルの通りまではまだましだが、先に一歩進むと、ひたすらいかがわしい店が立ち並んでいる。足を踏み込むとロクなことにならないのが一目でわかるレベル。ホテルの質も良くないが、日本の常識からするととてつもなく安いので、よしとしよう。夕食は駅付近で済ませて、眠くなるのを必死にこらえて、11時ころに寝た。

 翌14日、列車でミュンヘンを経由してザルツブルクまで列車で移動。ガラガラだろうとは思いながら、念のために駅で指定席をとっておいたが、予約しておいてよかった。満員だった。しかし、列車はきれいで、乗客の雰囲気もとてもいい.騒ぐ子どもたちはいるが、それも旅というもの。ミュンヘンに到着したところで、やっと携帯が通じた。ひと安心。

 列車の旅は大好きだ。35年ほど前、一人で1ヶ月以上、ふらふらと列車でヨーロッパを動き回った。25年ほど前の新婚旅行でも2ヶ月間、列車で17カ国を回った。ぼんやりと流れゆく景色を見ていると、自分が曖昧になり、非人称的な存在になる。それがたまらなく心地いい。ワーグナーを聴いているときにもそんな気分になる。ただしこの幸福感はしばしば眠気を伴うので、バイロイトでは注意しなければならない。

 午後、ザルツブルクに到着。駅付近のとても快適なホテルにいったん入って、すぐにフェスティヴァルホールにバスで向かい、購入した以外にめぼしいコンサートのチケットはないかと探したが、無駄だった。ザルツブルクには昨年も来たので、勝手はよく知っている。

 市内を見て食事をして、ホテルに戻り、ぐっすり寝た。

今は、こちらの時間で15日午前10時過ぎ。15時に始まる「ナクソス島のアリアドネ」を見る予定。高校生のころ(つまり45年ほど前)、カラヤン+フィルハーモニア、シュヴァルツコップ、シュトライヒの歌うレコードを聴いてしびれて以来、大好きなオペラだ。ベームがウィーン国立歌劇場と東京にやってきて、グルベローヴァがツェルビネッタを歌ったときも大感動してみた。

 仕事を持ってきているので、本番までホテルで仕事をしようと思っていたが、手に付かないで、これを書いている。数日前のこの公演ではバッカスをカウフマンが歌ったはずだが、今日はロベルト・サッカ(と発音するのかな?)という歌手。ちょっと残念だが、やむを得ない。カウフマンに負けない名歌手であることを望む。

 これを書いて少し心が落ち着いたので、出かけるまで仕事をすることにしよう。

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