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電車のつり革に傘をかける女性と口論した

 私はおとなしくて物静かで善良で気弱な人間なのだが、ただ、あまり泣き寝入りするタイプではない。腹が立つと一言言いたくなる。そんなわけで、子どものころからつい最近まで、あちこちでトラブルを起こしてきた。

 昨日も、京都からの帰り、新横浜で乗り換えた電車の中でちょっとしたトラブルがあった。

立っている人がかなりいた。途中から席に座れた。すると、私の前に50歳前後に見える女性と、その娘さんに見える若い女性の二人組が立った。50前後とはいえ、おしゃれな服装で、いわゆる「おばさん」ではない。ところが、その女性、傘の柄を吊革にひっかけて、吊革を延長するようにして、傘を持ってぶらぶらさせ始めた。中学生がこのようにしているのを見かけたことはあるが、中年女性がこんなことをするのは初めて見た。傘は濡れてはいなかったが、十分に迷惑。

初めは私の目の前の吊皮に傘をかけていたので、まさしく私の目の前に傘の先があった。幸い、すぐに私の正面からは離れて、隣の席の前の吊皮に傘をかけた。もし列車が揺れて、席に座った人に傘がぶつかったらどうなるんだろう、席に座った人ではなくても、周囲の人にぶつかりはしないかと思って、気が気ではなかった。

降りる前、我慢できなくなって、その女性に注意することにした(もちろん、相手が女性だったから私も強気に出られたのだった。相手が屈強の男性だったら、黙って耐えただろう)。「吊革に傘をかけるなんて、非常識ですよ。電車が揺れたら、危ないじゃないですか。やめてくださいね」と言った。すぐに納得してくれるかと思ったら、その女性、納得できない様子。「自分のほうを向けているから、大丈夫」などと的外れなことを言っている。「そんな問題じゃないでしょう。迷惑ですよ」というと、その女性、私のキャリーバッグ(もちろん、座っている間、できるだけ乗客の邪魔にならないように、私はバッグは両足の間にきっちりと挟んでいた)を見て、「おたくのほうこそ邪魔じゃないですか」などと言い出した。

新横浜から乗ったのだから、同じ車両の中にも、私のほかに大きめのバッグを持った人など何人もいる。そりゃ邪魔かもしれないが、そこはお互い様だろう。「邪魔かもしれませんね。でも、危険じゃないですよ。吊革に傘をかけるのは周りの人に危険ですよ。危険なことはやめてくださいね」と、言わば捨て台詞を残して電車を降りた。もちろん、穏やかに、しかし、ちょっと皮肉な口調で言った。

私が何よりあきれたのは、その女性の想像力の欠如だった。なぜ、これが危険だという認識ができないのだろう。そして、目の前で傘をぶらぶらさせられて不愉快に思う人が多いということに、なぜ頭が回らないのだろう。吊革に傘をかけることとキャリーバッグを持っていることを同列に扱うという論理性の粗雑さは何に基づいているのだろう。しかも、中学生ではなく、いい年をした女性がこのような思考をすることに、むしろ驚嘆したのだった。売り言葉に買い言葉として感情的に私のキャリーバッグに文句をつけたのなら、まだ許せるが、本気に二つの行為を同列に考えているとすると、許しがたい論理だと思った。

そしてもうひとつ怒りを覚えたのは、私がせっかく非常識な人間に対して正当な注意をしているのに、そして、その女性の隣に立っていた人は明らかに迷惑そうに女性を見ていたのに、私が注意している間、誰もが知らんぷりをしていたことだ。最も被害を受けるはずの男性は、女性と私の間でやり取りをしている間も、何食わぬ顔で本を読み続けていた。「そうだ、そうだ、この人の言うとおりだ。傘を吊革にかけるなんて非常識だ」と言ってほしかったのに、知らんぷり。

 電車は一時的に共同体を作り出す。そこでは、ぎすぎすしないで、できるかぎり許容し合い、寛大でいるべきだが、その共同体の安全を壊す人に対しては団結して闘うべきだ・・・と思うのは、ちょっと大げさすぎるだろうか。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

> (もちろん、相手が女性だったから私も強気に出られたのだった。相手が屈強の男性だったら、黙って耐えただろう)

この態度が,相手の助成にモロにわかったからじゃないですか?

投稿: とおりすがり | 2012年9月15日 (土) 21時13分

しつれいしました。 

× 助成
○ 女性

です。

投稿: | 2012年9月15日 (土) 21時14分

「演奏終わった直後の女性演奏家の控え室にずけずけ乗り込むほうが非常識だ」

投稿: 常識人 | 2012年9月15日 (土) 21時21分

都市部に引っ越してきてわかったのは、電車でのマナーが悪いこと。
私が一番嫌なのは、運動部のデカいカバンを床に置いて入口付近で大勢たまってる部活動帰りの学生と、ベビーカーを入り口付近に何台も置いて、駅についてドアが開いても退けようとしない母親の集団です。

投稿: Y.M | 2012年9月15日 (土) 21時35分

とおりすがり様
私もバカではありませんので、屈強の男性と口論して、自分の身を危険にさらすようなことはしません。私は、私自身、そして周囲の方たちの安全を何よりも重視します。そして、それを重視したからこそ、女性に対して注意したのでした。
それとも、女性に対して、何も言わずにいるべきだったとおっしゃるのでしょうか。その根拠を教えてください。

投稿: 樋口裕一 | 2012年9月15日 (土) 21時47分

常識人様
私はこれまでの人生で、二度ほど、演奏が終わった直後の女性演奏家の控室を訪れたことがあります。一度は、日本人ソプラノのIさん。彼女とはだいぶ前からの知り合いで、「演奏後、控室に来てくださいね」と言われていましたので、約束を守るために行きました。もう一度は、外国人ピアニストですが、そのときはマネージャーに演奏が素晴らしかったと感想をいうと、「本人も喜びますので、すぐに控室に行って、お話しになってください」と言われたので、実行しました。
こうしたことのどこが非常識なのでしょうか。むしろ、約束を守らずに、控室に行かないほうが非常識だと思うのですが。約束を守ることが非常識だとおっしゃるのなら、その根拠を、きちんと実名を記したうえでお書きになってください。それとも、実名を出さないで、誤解に基づいた中傷をするのが常識人なのでしょうか。そうお思いになるのでしたら、その根拠もお知らせください。

投稿: 樋口裕一 | 2012年9月15日 (土) 21時53分

YM様
コメント、ありがとうございます。おっしゃる通りだと思います。ただ、都市部は人口が多いので、必然的にマナーの悪い人も多いということでしょう。都市部の人にマナー意識が欠けているということではないと思います。いずれにせよ、最低限のマナーは守りたいものです。

投稿: 樋口裕一 | 2012年9月15日 (土) 22時01分

とおりすがり様
あ、それから、もし屈強の男性に対して、身の危険を顧みずに注意するべきだとおっしゃりたいのでしたら、どうか、その根拠も、ぜひともお知らせください。
私としましては、迷惑な人に対してははっきりと注意するべきだが、相手が強そうであれば、自分の身の安全を考えて、黙るしかない、それがもっとも妥当な合理的判断だと思っております。

投稿: 樋口裕一 | 2012年9月15日 (土) 22時25分

おかしいですね。Iさんだとか外人ピアニストだとか、それこそ実名を書くべきだし、しかも書いてらっしゃることが本当であることをそのご本人たちのブログかツィッターでいってもらわないと信用できるわけがないでしょう。自分の口ならどうでも言えるしね。そういうところがちょっとした会話だけでも電車の女性にもみすかされたのですよ。

投稿: ??? | 2012年9月15日 (土) 22時25分

???様

いいですよ。実名を出すことに何ら問題はありません。ソプラノは飯田みち代さんです。控室にお邪魔した後、喫茶室でお話ししました。その後も、何度かメールのやり取りをしています。2008年だったか、お仕事を一緒にして以来、お付き合いがあります(一緒にした仕事については、飯田さんと私の名前で検索すれば、すぐに出てきます)。ピアニストはシャニ・ディリュカさんです。お話したのは鳥栖のラ・フォル・ジュルネでのことでした。
私がウソをついているというのでしたら、ご本人にお尋ねになってください。ご本人のブログで質問することもできると思います。私のブログにご本人に証言してもらっても、きっと悪意ある人は、「この証言が本人だという証拠はない」などと言い出すに決まっていますから。
私が実名を出して言っているのですから、あなたもお名前を明かして、きちんと反論してください。繰り返しますが、実名を出さずに、悪意ある中傷をするのは、常識人にあるまじきことです。それとも、前回は「常識人」というネームだったのに、今回「???」と変えたのは、ご自分が常識人とかけ離れた非常識な人間だということをお認めになったからでしょうか。

投稿: 樋口裕一 | 2012年9月15日 (土) 22時48分

あなた方は著名人だから名前を出しているのは当たり前です。それで商売しているわけでね。関係者以外通ってはいけない通路をバイトの男の子に無理言って通ろうとしている姿を大多数の人間の前にさらしておいて、それ見てあきれている人がいたけれど、老婆心から注意してあげているのに非常識だの逆切れするほうがはるかにおかしいね。恥ずかしい姿を人前にさらしたご自分をまずは反省することからはじめなさい。

投稿: ??? | 2012年9月15日 (土) 23時24分

???様
なにはともあれ、飯田さんに事実を確かめてからものをいったらどうですか。先ほど、あなたは私の言うことが事実ではないのではないかということを問題にしましたので、私はそれにきちんと答えました。それなのに、あなたはまた話をそらすのですね。
繰り返しますが、私は、コンサートの後に来てくれと言われたので、約束を守るために、控室に行ったのですよ。行かないほうが、むしろ非常識ではないですか。確かに控室は関係者以外は入ってはいけないことになっているはずですが、出演者本人に来てくれと言われているのですから、それこそまさしく「関係者」でしょう。
出演者に来てくれと言われている人が「関係者」ではなく、その人も、そこに入ってはいけないというのでしたら、私はどうすればよかったのでしょう。
出演者に来るように言われた人こそ「関係者」ではありませんか? そして、出演者本人に呼ばれてそこに行くことのどこが恥ずかしい姿なのでしょう。その理由も示してください。
今度は話をそらさないで、きちんと答えてくださいね。

投稿: 樋口裕一 | 2012年9月15日 (土) 23時45分

話をそらしたいのはどちらでしょうか。核心が確認できたのでとても有意義でした。

投稿: ??? | 2012年9月16日 (日) 00時00分

>その共同体の安全を壊す人に対しては団結して闘うべきだ

それは正論かもしれませんがまず無理でしょう。

たしかに人を注意するのは、正義感からかもしれませんが、タイミングによっては自己満足の延長、最悪の場合は単なるクレーマーととられる危険性があります。そうなると当然誰も助けてはくれませんし逆襲もされます。そういう最悪の想定、つまり自分が悪者にされる覚悟でやらないと、今はとてもそういう注意などできないのです。

樋口先生の文章を読んでいると、失礼ですが少々今回の場合注意のタイミングを外しているといいますか、若干一人時間差攻撃的なところがあって、相手も「なんでそのとき言わないの?」ということの方が、自分のやったことより大きなことに感じたのではないでしょうか。

確かに混んでるときにその状況で注意するとまわりに迷惑だったかもしれませんが、自分だったらもう完全に最後まで無視するか、そうじゃない場合は、「そこに傘をひっかけると自分の身体に刺さるかもしれないので危ないですよ。」みたいな、つまりやっている人に対して「あなた自身が危険ですよ」というかんじで注意をするのが得策という気がします。注意=叱責ではなく注意=親切ととらえてもらえば怒られることもないでしょう。もっとも自分は現場にはいないので、それで解決できたかどうかとなると何とも言えませんが。

ただこういう面倒事には無関心が最善の策と考えている人が多く、言いたくても言えない、誰かが言ってくれたらそれでもういいや、という人が今じつに多いということは確かです。それは「きらわれたくない」「傷つきたくない」という今の人たちに多いそれからも来ているのかもしれません。

けっこうこういうことに関しては、今はとても難しい時代という気がします。

投稿: かきのたね | 2012年9月16日 (日) 00時11分

???様
実はあなたに感謝しています。
2ちゃんねるで事実とかけ離れた中傷をされているらしいと知ってから、事実について語る機会がほしいと思いながら、2ちゃんねるなどという薄汚れた場所に立ち入りたくないために、黙っていました。
あなたの悪意ある中傷のおかげで、事実をきちんと示す機会が与えられました。ありがたいことです。
なお、今後、2ちゃんねるなどに書かれているウソの中傷を鵜呑みになさらないようにお勧めいたします。そして、他人を攻撃する前に、事実をしっかりと確かめることをお勧めします。

投稿: 樋口裕一 | 2012年9月16日 (日) 00時54分

また話をそらしましたね。まあいいでしょう。私は2ちゃんにこの件など書き込みをしたことはありません。真実は正しき者にこそ微笑みますから。

投稿: ??? | 2012年9月16日 (日) 01時00分

かきのたね様
コメント、ありがとうございます。
冷静なご批判、畏れ入ります。
ただ、私としましては、私自身が被害者になりかねないときには、注意しづらかったのですが、ほかの方が危険になる様子を見て、ある種の「正義感」にかられたのでした。
確かに、大人げない言い方だったと思います。つい腹が立って、皮肉な調子で批判してしまいました。「ごめんなさい。傘がこちらを向いてこわいので、申し訳ありませんけど、傘を下してもらえますか」などというべきでした。
そして、このブログ記事ですが、「私は常に正しい」という態度で書いたわけではなく、怒ってしまった自分をちょっと茶化しながら書いたつもりでした。どうも、文章の工夫が足りなかったようで、自分に対する茶化しが伝わらなかったようです。文章を書いてお金をもらっている人間として、反省しています。

投稿: 樋口裕一 | 2012年9月16日 (日) 01時02分

樋口先生、こんばんは。クラッシック音楽ファンで、先生の発信される情報を日々大変楽しく拝見している者です。いつも素敵な記事をありがとうございます。
今日はブログを拝見して感ずることがありましたので、はじめてコメントさせて頂きました。

私も同様に、今まで何度も電車内で常識を疑うような行動をとる人に遭遇し、不快な思いをしたことがあります。
(実は今日も電車で非常識な行動の男性と隣あわせに座り、大変嫌な思いをいたしました)。

私は女性ですが、先生のように勇気をふりしぼって相手の方に注意したこともありますが、相手が自分の非を認めることは残念ながら100%といっていいほどありませんでした。
また周囲の乗客の方の反応も、ほぼ「無関心」だったと思います。

車中の大部分の方は常識のある人の方に属すると思いますが、その中の何割かに「常識の無い人」も確実に存在していると思った方がよさそうです。
そのような人に運悪く出会ってしまった時には、こちらもかなりダメージを受けますし、家に帰っても思わず溜息をこぼしたり…。

電車を使うほとんどの人は、多かれ少なかれ必ず何度かはそのような不愉快な思いをしたことがある…と思います。学生・社会人・主婦・お年を召した方…立場や状況はそれぞれですが。

その時車内で見て見ぬふりをしていた方々も、それぞれ過去に不快な経験をしてきたはずですので、言葉に出さぬまでもそれぞれ思うところは、必ずあったのではないかなと思います。

なんかとりとめもない話しになってしまいました。
ただ先生のお気持ちがとてもわかり、なんだか心が痛みます。
が、おかしな人はどこへ行ってもたくさんいます、引きずるのは損です。

先生が素敵な音楽をゆったり聞かれ、楽しい気分をはやく取り戻されますようにと、ここでひそかに願っているファンも居ますよ。

長文になってしまい、失礼いたしました。
それでは、またブログ楽しみにしています。


投稿: SWAN | 2012年9月16日 (日) 02時40分

SWAN様
コメント、ありがとうございます。そして、私のブログを読んでくださっているとのこと、本当にありがとうございます。
とても慰められるコメン、大変、嬉しく思いました。
ただ、私としては、自分の身に危険が及ばない範囲において、迷惑なマナー違反については注意していきたいと思っています。
おっしゃる通り、見て見ぬふりをする人はやむを得ないと思います。ブログ記事中では「怒りを覚えた」というようなことを書きましたが、私自身ももちろん、同じような態度をとったことが何度もありますので、その「怒り」はもちろん、一時的なものでした。
女性の場合について、私は考えていませんでしたが、おっしゃる通り、女性が注意しても、無作法な人はなかなか聞き入れないでしょうね。
そうであればなおのこと、私のような人間が、きちんと注意するべきなのだろうと思います。たとえ、周囲から浮いてしまうにしても。
本当にありがとうございました。

投稿: 樋口裕一 | 2012年9月16日 (日) 08時37分

すみませんでした。私がコンサートの後で、是非お話したいのでと楽屋にお呼びしたのに、入口を警備してくださる方にお話するのを忘れたために、そんな騒ぎになってしまったのは、本当に申し訳なくおもっています。ご心配をおかけしたお客様にも申し訳ないし、樋口先生にも失礼なことでした。音楽のことしか頭になくて、あなりぬけていて、時々こういう不手際をしてしまいます。ご心配とご迷惑をおかけしたみなさんに、その愛情に感謝し、また謝罪いたします。

投稿: 飯田みち代 | 2012年9月16日 (日) 16時24分

飯田みち代様
今、メールを確認して、驚きました。飯田さんご本人から、コメントをいただけるなんて。
明日はリサイタルだというのに、こんなちっぽけな世界の騒ぎにおいでいただき、しかも、あの時のことを証言していただき、本当にどう申し上げていいか。昨日、迷いながらも、飯田さんのお名前を私のブログに出させていただいたので、久しぶりにメールを差し上げ、お詫びを申し上げたのでした。
また、素晴らしい歌を聴かせてください。うちのゼミのコンサートに飯田さんをお呼びするのは畏れ多いのですが、なんとか飯田さんをお呼びして恥ずかしくないコンサートを企画したいと思います。
本当にありがとうございました。

投稿: 樋口裕一 | 2012年9月16日 (日) 17時01分

久しぶりに樋口先生のブログを拝見したところ大変不愉快な思いをされたようでお気の毒でした。ときどきいますねこういうひと。
まあはやく忘れて音楽・人生を楽しんでください。
当方は先週末サントリーでの東響定期でラーンキのモーツアルト27番とショスタコビッチの交響曲4番を聞いてきました。4番はまともに聞くのは人生初めてでしたがなかなか面白い曲でした。特に終楽章。
シナイスキーという指揮者もよかったです。ラーンキもすっかりおっさんになってましたがモーツアルトよかったです。
タワレコじゃないですが no music no life を実感しました。
ところで最近ハコモノやたら安いですね。先日もタワレコでゼルキンノベーt-ヴェン全集があり、オーマンデイとのコンチェルトが
魅力的でしたがハコモノは買ってもなかなか聴けないので我慢しました。その横のペライアのモーツアルト全集もさらに魅力的でしたが・・。

投稿: ラヴェル好きのおっさん | 2012年9月17日 (月) 23時02分

ラヴェル好きのおっさん様
コメント、ありがとうございます。
おっしゃる通り、平和に音楽を楽しみたいですね。が、何か言われると、つい反応してしまいます。けんかっぱやかった(といっても、もちろん口論ですが)昔の悪い癖が出るのでしょう。
ゼルキンのベートーヴェンが出ていましたか!
ボックスといえば、最近、ラヴェルの「コンプレート・エディション」がでましたね。聴く時間がないのはわかっているのですが、事典としてとても便利なので、好きな作曲家については、このタイプのものは購入しています。また、今、ウェストミンスター・レガシー59枚組というのも予約して、楽しみに待っているところです。
それにしても、あまりの安さに、かつてレコードを買うのに必死にアルバイトをしたり、食事を削ったりしたのが嘘のようです。 

投稿: 樋口裕一 | 2012年9月18日 (火) 08時03分

確かに高校生の頃はLP1枚買うのも決死の覚悟で芦屋から大阪に出て堂島のワルツ堂という店にあまり愛想の良くないおばちゃんがいて
でもそのおばちゃんがやたらよく知っていてバックハウスのベーとヴぇんならモノラルのほうがええよとか。そういえば高一のとき大阪万博で中ノ島のフェステイバルホールに4月から半年間世界中から一流オケがやってきて2階席の最後方2列が学生席で往復はがきを書きまくってパリ管、ベルリン、クリーブランド、レニングラード、ニューフィルハーモニア、NYフィルなんかを聞きまくりました。
パリ管はボドとプレートル、ベルリンはカラヤン、クリーブランドはセル(その後すぐ死去)、ニューフィルハーモニアはバルビローリが
来日直前になくなりジョン・プリッチャード、ピアノはオグドン、
レニングラードはムラビンスキーで一晩だけアルビド・ヤンソンス、
NYも一晩だけ小澤であとはバーンスタイン。
小澤はたしかメンデルスゾーンのイタリアと展覧会の絵。
パリ管はワイセンベルクがピアニストで連夜のコンチェルト出演
ラベル、プロコフィエフ3番、ショパン1番、チャイコ1番、を
バリバリ弾いた。 当方はそのころワイセンベルク、プレートル・シカゴのラフマニノフの3番のコンチェルトのLPを買ってすごい曲があるなあと感心していたのがそのあとクライバーンのプロコフィエフの3番を買って世の中にはすごいコンチェルトがあるなあとびっくりしていたころで、プロコの3番をパリ管で生で聴いて、ちょうど当時
出てきた小澤パリ」管ワイセンベルグのラベルとプロコ3番を
一生愛聴することになるのでした。 だらだら書きましたが1970年は
夢のような年でありました。ちなみにこのシリーズの最後の演奏会は
朝比奈・N響の第九だったと思います。

投稿: ラヴェル好きのおっさん | 2012年9月20日 (木) 23時02分

ラヴェル好きのおっさん様
コメント、ありがとうございます。
うらやましい限りです。1970年まで大分市に住んでいた私は、ほんのいくつかの世界的な名演奏に接した経験しかありません。70年以降も、ずっと貧乏学生でしたので、年に数回、やっとお金をためて一番後ろの席で聴くくらいでした。挙げておられるコンサートでは、カラヤン+BPOくらいしか聴いていません。
今、やっと時間と経済に少しだけ余裕ができて、コンサート通いができるようになったところです。

投稿: 樋口裕一 | 2012年9月21日 (金) 10時21分

またコンサートに聴きに行くだけではなく学生時代から社会人2年生の頃まで成城合唱団というアマチュア合唱団に属し小澤新日フィルと
マタイ、ヨハネ、モツレク、フォーレク、ストラビンスキーの詩篇交響曲の舞台に立ちました。共演者の歌手陣で印象に残っているのは
マタイ、ヨハネでのエヴァンゲリストの鈴木寛一さん、フォーレクでの常森寿子さんと木村俊一さん。みなさん実に美声でした。

投稿: ラヴェル好きのおっさん | 2012年9月21日 (金) 22時57分

ラヴェル好きのおっさん様 樋口先生

1970年の大阪、なつかしい限りですね。なにしろ大阪万博の年。ベルリン・ドイツ・オペラ引っ越し公演で「ローエングリン」、指揮がマゼールで、ヴィーラント・ワーグナーの青を基調にした演出は今でも記憶に深いです!セルのオケは残念ながら行けなかった。

ワーグナーの舞台初体験は、それより3年前の1967年、忘れもしない大阪バイロイト。「トリスタンとイゾルデ」が、ヴィントガッセンとニルソン!マルケ王がハンス・ホッター!指揮はブーレーズ!オケはN響でやや音が裏返ったりしたが、何しろ歌手の圧倒的な力量は、その後、様々な「トリスタンとイゾルデ」を聴きましたが、この日にまさるものはいまだ体験しておりません。演出はかのヴィーラント!
このフェスでは「ワルキューレ」も上演しました。アニア・シリアの若く美しかったこと!ヴィーラントの照明は言葉に尽くせない衝撃でした。

それにしてもあの夜のフェスティバルホールの聴衆は実に少なかった。私もまだ若い時代で、チケット代は高く、思い切って一番安い席を買ったのに高い席(空席だったので)に移動して観ることができました。このフェスは大赤字だったそうです。

今、日本の歌手が素晴らしくワーグナーを歌うことができ、聴衆もたくさん詰めかけ、バイロイトへも出かける時代になって、隔世の感です。

投稿: 白ネコ | 2012年9月22日 (土) 02時22分

樋口先生の取られた態度は絶対的に支持させて頂きます。今、私はロンドンにおりますが、日本での電車をはじめとした公共交通機関での異様なマナーの悪さと空気の悪さは非常に辟易とさせられます。こういう言い方をすると、海外でも悪いではないか?と指摘される方が必ずいます。しかし、私の個人的経験(ニューヨークでの生活経験、ロンドンでの経験をはじめ、日本と比較した場合です)、欧米では確実に守るべき一線を持っています。日本は何か異様な閉塞感が交通機関で蔓延しているように思えます。分かりやすく言えば「悪い意味での穏便さ」を重視しているかのように。欧米ではその守るべき一線が先生の指摘されるように「他人への安全の配慮」だと思います。勿論価値観も含まれるかと思います。しかし、私自身は、携帯電話を車内でかけるな!という空気よりも他人への安全の配慮の方が重要視されて然るべきだと思っています。

投稿: Piyowan | 2012年9月22日 (土) 06時21分

70年の大阪万博の続き。クリーブランドはセルのほかにブーレーズが
振った。 あとパリ管のワイセンベルクは先の4曲以外に確か
皇帝も弾いたと思う。実に5曲のコンチェルトを弾きまくったわけ。
ブーレーズの演目は覚えていないがちょうど69年にクリーブランドを振ってCBSから出た春祭が一世を風靡していたので春祭をやったかも。あとドビュッシーの映像あたりも。はっきり覚えているのは
読売日響が中ノ島にやyってきてオーレル・ニコレの独奏でモーツアルトを吹いた。後半は春祭だった。ともかく栄光の70年大阪中ノ島フェステイバルホールでした! psムラビンスキーは当然チャイコの4,5,6とショスタコ5。

投稿: ラヴェル好きのおっさん | 2012年9月22日 (土) 18時26分

70年の大阪万博の続き。クリーブランドはセルのほかにブーレーズが
振った。 あとパリ管のワイセンベルクは先の4曲以外に確か
皇帝も弾いたと思う。実に5曲のコンチェルトを弾きまくったわけ。
ブーレーズの演目は覚えていないがちょうど69年にクリーブランドを振ってCBSから出た春祭が一世を風靡していたので春祭をやったかも。あとドビュッシーの映像あたりも。はっきり覚えているのは
読売日響が中ノ島にやyってきてオーレル・ニコレの独奏でモーツアルトを吹いた。後半は春祭だった。ともかく栄光の70年大阪中ノ島フェステイバルホールでした! psムラビンスキーは当然チャイコの4,5,6とショスタコ5。

投稿: ラヴェル好きのおっさん | 2012年9月22日 (土) 18時40分

Piyowan 様
コメント、ありがとうございます。
そして、私の行動を支持してくださって、ありがとうございます。コメントを読ませていただいて、気付いたことがあります。
実は私は、私自身の基本的な行動に賛否があるなどとは思っていませんでした。当然のこととして正しいに決まっていると思っていました。だから、少し私自身の行動を茶化して、私の腹立ちを誇張したり、「屈強の男性」などということをわざわざ書いたりしたのでした。それゆえ、内心、全面的な支持のコメントがないのが不思議でした。
コメントを読ませていただいて、もしかしたら、そう思っていたのは、私が「西洋かぶれ」であるせいかもしれないと思い返しました(このブログを読んでくださっている方はきっと気づいておられると思いますが、私の関心の多くが西洋由来のものであり、自分が「西洋かぶれ」の一人であることは否定できません)。
私の「公共」の概念からすると、あのような危険に関しては注意するのが義務だと思いますし、むしろ注意しないのは好ましくない行為だと思うのです。が、それは、もしかすると、きわめて西洋的な「公共」の概念に属するのかもしれません。
私も Piyowanさんと同じように、西欧に比べて、日本は何と野放図で、公共意識が弱いのだろうと苦々しく思っているのです。
ただ、残念ながら、私は詳しい情報も持ちませんし、西欧と日本の公共概念、市民概念の違いについてしっかりと論じることができませんが。

投稿: 樋口裕一 | 2012年9月23日 (日) 00時14分

「ラヴェル好きのおっさん」様・白ネコ様

コメント、ありがとうございます。
お二人が、万博の年、あれこれのコンサートに行かれたこと、本当にうらやましく思います。かつての友人にも、大阪育ちで、70年前後の大阪で、「トリスタン」などの公演の数々を聴いているラヴェル好き(私は、「ラヴェル好きのおっさん」さんに最初にコメントをいただいた時、もしかしてその友人ではないかと思ったのですが、年齢が少し異なるようです)がいますが、貧乏な田舎者だった私は本当にうらやましく思ったものです。
私は、高校生の頃、大分の本屋さんで音楽雑誌を立ち読みしながら、「トリスタン」などの大阪公演の写真などを見て、臍をかむ思いでした。そして、「いつかバイロイトに行こう」などと夢見ていたのでした。
懐かしく思い出しました。

投稿: 樋口裕一 | 2012年9月23日 (日) 00時20分

あなたのした行動は正しい。
私も過去に同じようなことをされて、睨み付けたら「なんですか?」とすっとぼけたような口調で言われた。
今度からは注意しようと思った。

投稿: | 2014年11月25日 (火) 18時54分

中途半端が1番の悪だと何故わからないのだろうか……
相手によって態度変える時点で人間性が知れる
私は自分が良ければそれでいいです!って言ってるのと同じだと思います
悪いがあなたの注意は正義感からではなくエゴからとしか思えない

投稿: ななし | 2016年3月14日 (月) 12時13分

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