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ゴムツィアコフの無伴奏チェロ、そして山本裕康リサイタルのこと

4月16日、大学でいくつかの打ち合わせを終えた後、都内に出て、また大学関係以外の仕事に関する三つの打ち合わせ。軽く食事を済ませて、武蔵野市民文化会館小ホールでパヴェル・ゴムツィアコフの無伴奏チェロ・リサイタルを聴いた。ゴムツィアコフは、1975年ロシアの生まれというから、まだ30代の若いチェリスト。ピリスとの共演でショパンのチェロソナタのCDを出している人なので、かなり期待した。曲目はバッハの無伴奏曲4番、2番、6番。

 ただ残念ながら、私の好みではなかった。というか、演奏者が何をしたいのか、よくわからなかった。頭の中が仕事でいっぱいだったせいかもしれない。

 まったく音楽に乗れなかった。バッハの無伴奏の演奏には「楷書体」と「草書体」があるとよくいわれる。私はその幅の中のどの地点で演奏されるかを楽しみ、その個性に感動したり、共感したり、違和感を覚えたりする。だが、私は、このチェリストがどのような立ち位置でどのような音楽を作ろうとしているのか、最後まで見えなかった。一つ一つの音にどのような意味づけがあるのかも、整理できなかった。しばしばかなり速いパッセージになるが、それも意味を理解できなかった。

ひょっとすると、そのように整理できる従来の演奏を否定しているのかもしれない。機会があったら、他の曲を聴いてみないと思った。

 今度の土曜日(4月20日)、九段下の寺島文庫1階の「みねるばの森カフェ」で、多摩大学樋口ゼミ主催の山本裕康によるバッハの無伴奏チェロ組曲リサイタルの第二回を開く。そこでも、第2番と6番が演奏される。

 前回、2月には第1番と5番が演奏された。このブログでも紹介したとおり、素晴らしい演奏だった。その素晴らしさのためもあって、今回はすでに満席になって、申し込みをお断りしている状況だ。私自身、演奏を聴くのをとても楽しみにしている。

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