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2013年ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン総括 勝手にベストテン

 昨晩、2013年ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンが終わったが、3日間、朝から夜まで音楽を聴いていた後遺症で、朝起きても、まだぼんやりしている。

 日本でラ・フォル・ジュルネが始まった年から、本場のナントに派遣されたり、広報のお手伝いをしたりして、私は深くこの催しにかかわってきた。ただ、数年前から勤め始めた大学の入試の時期とナントのラ・フォル・ジュルネの時期が重なり、とりわけ昨年から入試委員長になって、この時期は音楽どころではなくなったため、今回はあまり深いかかわりを持てなかった。逆に言うと、そのおかげで、この3日間を、ほかのことは何も考えないで、音楽を楽しむことができた。これはこれでとてもありがたい。

 私は10歳のころからのクラシック音楽ファンだが、聴いてきたのは、もっぱらドイツ系の音楽。たまたま高校時代にサルトルとカミュに夢中になっていたので、大学ではフランス語を第二外国語に選択し、その流れでフランス文学を学んだが、フランス音楽を聴くようになったのは比較的最近だ。しかも、フランス系の作曲家の中では、ドイツ的なところのあるサン・サーンスやフランクを好む。しかも、昨日も書いたとおり、私はピアノはあまり聞かない。しかも、音楽に関して、かなり保守派であって、現代音楽はあまり好まない。

 そんな偏りのある私が、今年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンで聞いた22のコンサートからベストテンを勝手に選んでみた。

 

① コルボ指揮ローザンヌ声楽アンサンブルによるグーのレクイエム。

  この曲の真価を知った。演奏の素晴らしさにも感嘆。

 

② レジス・パスキエのヴァイオリン、アンヌ・ケフェレックのピアノでフォーレのヴァイオリン・ソナタ第1番と、サン・サーンスのヴァイオリン・ソナタ第1番。

  息の合ったベテラン。フンラス音楽のエッセンスを聴かせてくれた。

 

③ モディリアーニ弦楽四重奏団の演奏。ラヴェルの弦楽四重奏曲。サン・サーンスの弦楽四重奏曲第1

  モディリアーニ弦楽四重奏団の完璧なアンサンブル、絶妙の歌い回し。

 

④ ミシェル・コルボ指揮、ローザンヌ声楽アンサンブル、シンフォニア・ヴァルソヴィアによる演奏で、デュリュフレの「グレゴリオ聖歌による4つのモテット」とフォーレのレクイエム。

  至福の時。コルボのフォーレは人類の至宝だと思う。

 

⑤ 竹澤恭子のヴァイオリン、萩原麻央のピアノで、サン・サーンスの「ハバネラ」「死の舞踏」、フランクのヴァイオリン・ソナタ

  憑かれたかのような竹澤。しなやかに支える萩原。魔法の時間が現出された。

 

⑥ オーギュスタン・デュメイのヴァイオリン、児玉桃のピアノ。ドビュッシーのヴァイオリン・ソナタとフランクのヴァイオリン・ソナタ。

  竹澤と対照的。これも素晴らしい。

 

⑦ パスカル・ロフェの指揮、フランス国立ロワール管弦楽団に児玉桃のピアノが加わって、ラヴェルの左手のための協奏曲、その後、「ダフニスとクロエ」第2組曲。

  色彩的で知的で、しかも派手なフランスを堪能。

 

⑧ 小山実稚恵のピアノ、ラムルー管弦楽団、フェイサル・カルイ指揮。ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」、ピアノ協奏曲。ラ・ヴァルス。サプライズとして、佐渡裕の「ボレロ」。

  色彩的でフランス的な音色。サプライズとしての佐渡のボレロ!

 

⑨ アドリーナ・ソアレのソプラノ、フィリップ・カサールのピアノでマスネの「夕日」「ギター」、ビゼー、フォーレ、ラヴェル「シェエラザード」

  清らかでエネルギッシュなソプラノと絶妙のピアノ伴奏。

 

⑩ ラファエル・セヴェール(クラリネット)によるプーランクのクラリネット・ソナタ。そのあと、工藤重典のフルートが加わって、サン・サーンスの「タランテラ」。そのあと、「動物の謝肉祭」。

  すがすがしいクラリネット。上品な遊び心。

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