チェジュ島初日
昨日、5月30日、朝の4時前に起床。リムジンバスで成田に行き、大韓航空機でチェジュ島にわたった。済州平和フォーラムの日本訪問団40数名の中の一員として参加。
温度は東京とそれほど大きな差はないと思う。が、空港付近や空港からホテルに向かうバスの窓からは棕櫚やソテツが見える。ホテルの周囲も南国風、
店の看板がハングルであり、車が右側を通っていることをのぞけば、日本の光景とあまり変わらない。15年ほど前に韓国を訪れたとき、「遅れてる」と感じるところがあったのを覚えているが、それはまったく感じない。
ホテル到着後、すぐ昼食を済ませてチェックインする予定だったが、多くの団員の部屋が用意できていなかったり、予約していた部屋と室内装備が違っていたりして、あちこちで混乱。このようなところが日本と異なる。
17時から、いくつかのセッションをのぞいてみるなど、フォーラムに参加した。
済州平和フォーラムといってもご存じない方が多いと思う。私も多摩大学の趙先生に強く勧められるまで知らなかった。が、数年前から開かれ、世界各国から政財界や学術界の人物が集まって議論がなされ、平和と繁栄ための方法について議論されているという。今年は40カ国から3000人ほどが参加していると聞いた。
日本人の参加は少ないようで、私たちの40数名の訪問団が、日本人のほとんどらしい。日本訪問団は、このたび多摩大学の趙先生が努力をし、広い人脈に声をかけて、結成された。
日本人訪問団の団長はAFLAC創業者で最高顧問の大竹美喜氏。そして、団のメンバーには、多くの政財界の大物たちを育て、今なお政財界の支柱になっている行徳哲夫先生、下村文部科学大臣の後援会長である鈴木静雄氏がおられる。そのほか、慶應大学、横浜国立大学の教授陣、市会議員、いくつかの会社の幹部も参加。そのほかには、多摩大学の諸橋副学長、公平課長、そして22人の多摩大生が参加している。
夕方、済州フォーラム組織委員長主催の晩さん会が開かれた。数百人入る会場に、あちこちの国の人々が囲んで、食事をとる。韓国の人々のあいさつの後、日本から鳩山由紀夫元総理が演壇に立って、英語で演説。日韓の友好の大事さを訴える内容だったが、I love Korea, I love Jeju island. と繰り返すところが、いかにも鳩山さんらしいと思った。鳩山さんが私たちのテーブルの近くにも来てくれたので、私も一緒に写真を撮ってもらった。多摩大生の多くも鳩山さんを囲んで写真をとっていた。
その後、別室に移って、日本人訪問団だけが集まって、大竹団長、行徳先生を中心に多摩大学のメンバーで懇談。初めて会う何人かの方と言葉を交わした。
私は、元来、人見知りで引っ込み思案なので、時々、このような会に引っ張り出されて、人脈広げることはありがたい。他分野の方と知り合いになれて、目が開かれる思いがする。
私でもそうなのだから、このような会に多摩大学の学生が参加するのはとてもよいことだ。世界の著名人を目の当たりにし、その話を聞き、韓国の優秀な若者がパネラーに対して英語で堂々と自分の意見を言うことを目撃する。このような機会が与えられた学生は幸せだと思う。多摩大生は、じつにしっかりとこのような会を自分のものにしているように見える。セッションをさぼって、あちこちで遊ぶ学生もいるのではないかと心配していたが、きちんと出席して、発言に耳を傾けている。今年は無理にしても、近いうち、このような場で英語で鋭い質問をする多摩大学が出現してほしいものだ。
セッションについて感想を書きたいが、PCの調子がよくない。とりあえず、今日はこのくらいにする。
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