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パノハ弦楽四重奏団によるドヴォルザーク。精妙だが、私の好みではなかった

 11月7日、武蔵野市民文化会館でパノハ弦楽四重奏団によるドヴォルザークの弦楽四重奏曲を聴いた。

 パノハ弦楽四重奏団は初めて聴く。前半に「糸杉」弦楽四重奏版から4曲と第13番。後半に第12番「アメリカ」。

 精妙で緻密な音。「アメリカ」の第2楽章など、あまりの精妙さにびっくり。しなやかな音。いぶし銀のようなというか、なめし皮のようなというか。細かなニュアンスはみごと。これはこれですばらしい。

 ただ、実を言うと、この種の音は私の好みではない。私には、あまりに小さくまとまっているように感じられる。玄人好みすぎる。もちろん、これもドヴォルザークの特質だろうと思う。しみじみとして地味で美しい。こじんまりとして、懐かしい気分がいっぱい。しかし、少なくとも、「アメリカ」はもっとメリハリをつけてダイナミックに演奏してもいいのではないか。

 私は、かなり年齢になるとはいえ、あまりにこじんまりとしたものは好きではない。子どものころから今に至るまで、恥ずかしながらベートーヴェンやワーグナーやブルックナーのようなエネルギーにあふれる音楽が大好きだ。

 以前、ヤナーチェク弦楽四重奏団の演奏を聴いたときにも同じような印象を抱いたのを思い出した。もしかしたら、あえて音楽を小さく演奏するというのは、チェコの弦楽四重奏団の一つの特徴なのかもしれない。

 そんなわけで、「実に美しい」と思いながらも、パノハ弦楽四重奏団には多少の不満も抱かずにはいられなかった。

 アンコールはモーツァルトから2曲。1曲目は多分ごく初期の弦楽四重奏曲。2曲目は「狩り」の第2楽章。緻密で溌剌としている。が、これもかなり小さく音楽を作っていた。これが持ち味なのだろう。

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