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マキシミリアン・ホルヌングの無伴奏チェロ、やや不満

 4月5日、武蔵野市民文化会館小ホールでマキシミリアン・ホルヌングの無伴奏チェロのリサイタルを聴いた。前半にバッハの無伴奏チェロ組曲第4番とアマン作曲の「チェロのための作品、後半にバッハの無伴奏チェロ組曲第1番とカサドの無伴奏チェロ組曲。

 バッハの無伴奏に関して、よく「楷書」と「草書」という言い方をされるが、ホルヌングの演奏は間違いなく草書にあたる。型を崩し、テンポを変えたり、表情付けをしたりして、かなり自由に弾いている。テクニックは見事で、音程はいいし、歯切れもいい。ふくよかでありながらもかなりシャープな音が豊かに鳴り響く。だが、私はどうも型の崩し方に違和感を覚えた。

 1986年生まれというから、まだ20代。若者が草書的な演奏をして精神の遊びのようなものを表現しても、そこに深みが現れない。表情付けはかなりロマンティックだが、表層的な印象を受ける。どうしても機械的に聞こえてしまう。達者に弾いているだけの精神性の欠けたバッハになる。

 むしろ、アマンの曲(1994年作曲)やカサドの曲(1925年作曲)のほうがずっとよかった。現在のホルヌングの演奏は、バッハよりも現代曲のほうに向いていると思う。

 アンコールは、プロコフィエフの「子供のための音楽」から「行進曲」とバッハの無伴奏組曲第3番「ブーレ」。プロコフィエフはとてもよかった。メリハリがあり躍動感がある。が、バッハはやはり表層的に感じた。

 

今日は土曜日。今週はかなり忙しかった。ちょっと振り返っておく。

 火曜日(4月2日)は大阪の堺市にある初芝中学・高等学校に出向いて小論文の研修、翌3日は奈良県の育英西中学高等学校で同じく研修。私が塾長を務める白藍塾は全国の中学、高校での小論文指導のバックアップをしているが、その一環としての仕事だ。とても充実した2日間だった。

 奈良で少しだけ時間があったので、東大寺、奈良公園、興福寺を回ってみた。桜は満開。大勢の観光客がいた。外国人、とりわけアジア系の外国人が実に多い。大学生のころ、九州に帰省する途中、何度か奈良を訪れて、寺院や仏像の見物をしたが、その後はめったに奈良を訪れなくなった。大好きで繰り返し訪れていた唐招提寺にまた行きたくなった。

 

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