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 ラザレフ+日フィルの個性的なブラームス

 6月8日、相模女子大学グリーンホールで日本フィルハーモニー管弦楽団相模原定期演奏会(マチネー)を聴いた。指揮はアレクサンドル・ラザレフ。前半には上原彩子が加わってショパンのピアノ協奏曲第1番、後半はブラームスの交響曲第1番。全体的にはとても良い演奏だった。

 ショパンについては、実は少しちぐはぐな気がした。ピアノは間違いなく軽やかで抒情性を持っていながらも力感にあふれた情熱的なショパンを演奏しているのだが、オーケストラはそれについていかない感じ。少し重いというか、力点の置き方が異なるというか。なんだか納得できないまま終わってしまった。

 とはいえ、実はピアノの独奏曲をほとんど聞かず、しかもショパンを長年避けてきた私にはショパンを語る資格はない。

 後半のブラームスはとてもおもしろかった。

 きわめて個性的な演奏。これまでこの曲で聞いたことのない音がしばしば聞こえてくる。スケールが大きく、力にあふれ、あれこれといじっていながらも全体的なまとまりがくずれない。渋いブラームスという雰囲気はなく、金管楽器が大活躍し、跳ね回り、躍動するブラームス。やはりロシア的という言葉がふさわしいだろう。チャイコフスキーやスクリャービンを聴いている気持になってくる。私の好きなブラームスではないが、これはこれでとても魅力的。

 アンコールはスラブ舞曲。不思議な雰囲気だった。曲が終わった後、ラザレフはしばしば観客に向かってジェスチャーをして、煽ろうとする。「もっと楽団に拍手してあげてください」といっているのかもしれないが、ロシア人のジェスチャーはどうも通じにくい。ラザレフがとてもおもしろい人物であることは伝わるのだが、もう一つはっきりとつかめない。彼の音楽を聴いているのと同じ印象だと思った。

 相模女子大グリーンホールは相模大野駅近くにある。私の家からは行きやすい。相模女子大は昔、非常勤で教えていたこともあるので、なじみもある。もっと都心ではなく、ベッドタウンで多くのコンサートをふやしてほしいと思った。

 

 ところで、少し近況報告をしておく。

 先週見たMETライブビューイングの「チェネレントラ」のディドナートの歌がすごかったので、しばらくうっとりしていた。車や自宅でもディドナートのCDを聴いていた。近いうち、セールがあったら、ネット販売で大量にロッシーニのオペラDVDやディドナートのCDを購入しようと思っている。

 先週あたりから、やっと少しずつ2台のwindows 8を使い始めた。ところが、outlookのメールの一部が消えたり、表示が少し前まで日本語だったのに、別の画面を見て戻すと英語に変わってしまい、その後、どうやっても戻らなくなったりとトラブルが絶えない。しかも、

ipodで聴くために使っているitunesの音楽を移動できずに困った。ところが、あれこれいじっているうちに、重要な変更が行われてしまったらしい。どうしようもなくなって、アップルと東芝のサポートセンターに電話をして、2時間くらいにわたって、あれこれと教えてもらって修復。とても親切に教えてくれた。感謝。

 ただ、実はまだ完全に機能するようになったわけではない。昨日の夜、突然、パソコン画面が真っ暗になり、その後、「お使いのPCは修復する必要があります」という表示が出て、そのまま動かなくなったので、びっくり。あきらめて寝たが、朝起きてみたら、一応、使えるようになっていた。

 パソコンについては、摩訶不思議なことばかり。私が使用しているのは、ワードとメールと音楽関係。そして、ネットを覗くくらい。摩訶不思議なPCのほんの1パーセントくらいを、それなりにわかった気になって使っているが、その実、何一つ理解しているわけではない。きっと人生も同じように摩訶不思議な世界のほんの一部の中で生きているにすぎないのだろうが・・・。

 ところで、先週、とても残念なことがあった。

 金曜日の昼、同僚二人と、多摩大学近くにあるフランス料理の店エル・ダンジュに昼食を食べに出た。感動的においしいスープ。サラダも肉も最高だった。3人で口々に感動を言い合っていた。が、午後の授業時間が迫ったために、デザートを食べる暇なく店を出なければならなかった・・・・。無念。

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コメント

通りすがりでたいへん失礼いたします。
昨日は私も興奮いたしました。あれだけ鳴らす豪腕のブラ1は近年稀ですから。わざわざN響のチケットを譲ってまで行った甲斐はありました。
なお、アンコールはスラブ舞曲ではなくエルガーの愛の挨拶だったかと。ラザレフはあれが好きで、ついこの間も、江口さんの退任時にわざわざ指揮台上に引っ張り上げて演奏しておりました(笑)。

投稿: 匿名希望 | 2014年6月 9日 (月) 12時40分

匿名希望 様
あ、そうでしたか。「もしかして、ハンガリー舞曲かな?」と思いながらアンコールを聴き、そうではなかったので、つい「スラブ舞曲だっけ?」と思ってしまいました。「愛のあいさつ」はもちろん、ヴァイオリン曲としてよく知っていますが、オケで演奏されたために勘違いしてしまったようです。訂正いたします。
確かに、ラザレフは剛腕ですね。スケールが大きく、人の心をがっちりつかむ力を持っているように思いました。実はまだ私はラザレフのロシア音楽を聴いたことがないので、一度聞いてみたいと思いました。

投稿: | 2014年6月 9日 (月) 20時47分

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