パリ、そしてシャルトル
8月16日の午前4時着の羽田発シャルルドゴール空港到着の便で社会人の娘が休暇をとってパリに来るので、合流するため、タクシーで迎えに行った。早朝といえども天下のシャルルドゴール空港なのでそこそこ人はいるかと思っていたら、出発ロビーには出発を待って寝ている人や寝ようとしている人の姿は見えるが、少なくとも、到着するはずの2Eの到着ロビーはだれ一人いない。
用心して少しは早めについたとはいえ、ツアーの係員や待ち合わせの人でごったしているのかと思っていたら、時々掃除係りの人や警備の人が通りかかるくらい。掲示板に便の予定より早い着陸が表示されても、まだ誰も来ない。この場所でよいのだろうかと不安になった。30分ほどたって、予定の到着時刻になり、ようやく到着客が荷物引き渡し所に現れ始め、そのころになってようやく待ち合わせの人も現れだした。それでも、最終的に到着客を待っていたのは5,6人ではないか。いつも私が日本から到着した時のごった返した様子とずいぶん違う。まだ、早朝到着便はツアーなどに知られていないのだろうか。
ただ、4時に着いても、バスはなし、電車もない。空港内の店もない。時間のつぶしようがない。そのままタクシーでホテル(私は一日前にそのホテルに入っていた)に入り、一休みしてから、活動開始。
近くを少し見て回り、モンパルナスからシャルトルへ。その前に列車の発車まで時間があったので、モンパルナスの朝市を見物。このあたりは、35年ほど前うろうろしていた場所で、朝市にも思い出がある。ただ、状況はかなり違う。有色系の人が客の中にも売り手の中にも多く、売られているものも異なる。アフリカ系の食べ物がかなり売られており、肉屋が目立たない。野菜や服、お菓子が主体だ。
昔は、この場所で、肉屋にウサギが数匹そのままの形で耳をカギにひっかけられる形でぶら下がっており、それを買った主婦が耳をもってぶらぶらさせながら歩いているのを見て衝撃を受けた記憶がある。それまで石鹸のような味のチーズしか食べたことがなかったのに、初めてフランス人の食べるチーズを知り、そのおいしさに感動したのもここだった。
その後、列車で1時間ほどでシャルトルへ。私は確か三度目のシャルトルだが、前回家族で来たとき行きそびれたので、娘に同行することにした。列車は意外と混んでいたが、ともあれ無事到着。
世界遺産に含まれる大観光地のはずなのに、客も多くなく、とても落ち着いた街だ。日本人もほとんど見かけなかった。大聖堂は駅から見えるので行きやすい。ここのステンドグラスは素晴らしい。何度見ても驚く。私の好きな観光地のひとつだ。いやそもそも大聖堂というのが、おごそかで物静かで実にいい。
ただ、街の様子は、これまで過ごしていたドイツとはやはりかなり雰囲気が違う。ドイツに比べて、やはりどこが雑然している。が、空間的センスのない私は具体的にどこがどう違うのかよくわからない。
見物後、大聖堂の前のレストランの屋外で食事。ずっと一人旅行だったので、実は今回初めてのレストランらしいレストランでの食事だった。アントルコットを頼んだら、味はよかったがとても硬くて顎がつかれた。
その後、パリ市内に戻り、シャンゼリゼを歩いたり、10年以上前に家族で泊まったホテルを確認したり。ホテルに戻った。
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