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戸田弥生のバッハ無伴奏パルティータ あまりの凄まじさ

 2014年12月13日。午前中は、多摩大学で地域プロジェクト発表祭。樋口ゼミの4年生もそれに参加して、4月に運営した葉加瀬太郎チャリティコンサートについて報告した。ゼミ生の女子3人が発表。ふだんは頼りないところの多い3人だが、立派に成し遂げた。質問にもそれなりにしっかりと答えてくれた。

 午後は、九段下の寺島文庫で、多摩大学樋口ゼミ主催により、戸田弥生バッハの無伴奏パルティータのリサイタルを開いた。10月の無伴奏ソナタ3曲のリサイタルに続いても開催。

 まさしく凄まじい演奏。「達者な」演奏ではない。流麗でもない。知的でもない。ただただ凄まじい。バッハに真正面から挑み、その精神の高みに必死にしがみつき、ぎりぎりのところでそれを音にしている。その気迫、その神がかり的な肉薄が凄まじい。しかも、そうでありながら、どこか自由な雰囲気が漂う。決められたことをそのまま演奏しているわけではない。計算して意図的に作っているわけではない。音楽に任せて、その場に任せて、勢いで演奏しているように聞こえる。だが、気迫によって音楽そのものの高みに達しているために、形が崩れない。

 シャコンヌのすごさときたら、あまりに圧倒的だった。スケールが大きく、聞くものの魂を揺り動かす。ぐさりと刺さる。魂が宇宙を巡っている感覚。あまりのすごさに涙が出てきた。すごいヴァイオリニストの演奏を樋口ゼミが提供できたのだとつくづく思った。

 ゼミ生たちもよくやってくれた。てきぱきと仕事をこなしてリサイタルを運営。頼もしく思えた。

 リサイタルの後、戸田さん、ご家族、ご友人の方と会食。最高の演奏の後の楽しい食事だった。最高に幸せ。これ以上文章にできないほどだ。

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