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ヤノフスキ+ベルリン放送のブラームス第一夜

 2015323日、武蔵野市民文化会館でマレル・ヤノフスキ指揮、ベルリン放送交響楽団の演奏を聴いた。に夜連続のブラームスの交響曲全曲演奏の第一日、交響曲第1番と第2番。素晴らしかった。とりわけ第2番には圧倒された。

 第1番は第1楽章の初めにオーボエがミス。そのせいもあるのかもしれない。安心して聴いていられなくなった。所々あまりの素晴らしい音に感動しながらも、第2楽章あたりまで、少しちぐはぐさを感じていた。第3楽章あたりから、私は音楽にぐいぐいと惹かれていった。

弦の厚み、うねりが実にいい。音程の明確なクリアな音。力感にあふれ、躍動する。小細工は一切ない。テンポもほとんど動かさないし、音量をいじることもない。とても自然に音楽が動いていく。ロマンティックなところを強調することもない。第4楽章の有名なホルンのメロディも、特に強調されなかった。きわめて論理的に音を作る。その積み重ね的確に構築され、しっかりした造形をなしていく。これぞ名人のなせる業だと思った。

第3楽章が終わった途端、ほとんど間をおかずに第4楽章を開始。この曲は、第4楽章がまるで別の曲のように感じられるところがあるが、ヤノフスキにかかると実に不自然さがなく、見事に統一が取れている印象を抱いた。具体的にどのような工夫をしたのか、残念ながら、音楽に素人の私には良くわからなかった。第4楽章は、音の構築に酔った。最後はただただ圧巻。

第2番は、冒頭から最後まで私は圧倒されっぱなしだった。明確な音がたたきかけられ、論理的に盛り上がっていく。クリアな音。弦の絡みが実に素晴らしい。一つ一つの楽器がはっきりと聴きとれる。すべての楽器が強い音で明確に演奏される。しかも一分の隙もなく、緊密に構成されている。何度も魂が震えた。これまで聴いたこの曲の実演の中では最高の演奏かもしれない。

アンコールは「ニュルンベルクのマイスター人が」の第三幕の前奏曲。ブラームスで高揚した精神を落ち着かせ、じっくりと沈潜させるような演奏。

明日は、大好きな第3番と第4番。楽しみだ。

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