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ヤノフスキ+ベルリン放送交響楽団のブラームス3番4番 圧倒的名演!

 2015年3月24日、武蔵野市民文化会館でマレク・ヤノフスキ指揮、ベルリン放送交響楽団によるブラームス交響曲全曲演奏の二日目を聴いた。交響曲第3番と第4番。どちらも最高の演奏。とりわけ第4番は圧倒的名演だった。

 第3番は、ヤノフスキにしてはかなりロマンティックな演奏だと思った。テンポを動かし気味で、音の強弱もかなり強調しているようだった。とはいえ、基本的には、明確でがっしりとしており、あまり感情移入をしない演奏。むしろ、ヤノフスキは音を畳みかけることによって、論理的に構築していくタイプだと思う。そこに魅力がある。第4楽章が特に素晴らしかった。音に厚みがあり、生き生きとしている。低音が強調されるので重心の低い演奏だが、引き締まって実に鮮明なので、重苦しさはない。

 第4番は最初から最後まで、私は息をのむ思いで聴き続けた。最初のメロディからして実に魅力的。ここでも決して感傷的にならずに、明確に音の絡み合いを作りだしていく。第一楽章の最後、音楽が白熱していくが、まったく形が崩れない。この部分、私はブラームスの音楽の中でも最も好きな部分なのだが、まさしく興奮。

 第3楽章もスケール大きく盛り上がる。そして、そのままのテンションで第4楽章につき進んだ。シャコンヌの形式で作曲されているが、そこに展開される30の変奏のすべてが実に説得力にあふれ、明確で確信に満ちている。揺るぎがなく、高揚し、複雑な音が見事に絡み合っていく、弦のなんという美しさ。私は音の見事な絡み合いにただただ酔いしれていた。

 今回聴いたヤノフスキ指揮ベルリン放送交響楽団の演奏はブルックナーの第8番と、ブラームスの4つの交響曲のすべてが素晴らしい名演だった。

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