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地震におびえる大分に来ている

 大分市に来ている。

 当初の予定では、明日2016418日(月)の朝から大分市にある岩田学園(この学園は、私立の進学校で様々な先進的な試みを行い、私が塾長を務める白藍塾のサポートによる小論文指導を取り入れている)で研修を行うため、そのついでに、昨日2016416日に福岡空港を経由して実家のあった大分県日田市に寄り、実家についての様々な雑用を行って、大分に入るつもりでいた。ところが熊本だけでなく、大分にも地震が広がり、熊本県だけでなく、大分県でも高速道路は寸断、列車も不通が続いている。日田に寄ると大分に入れなくなる恐れが出てきた。そこで、福岡行きの飛行機の便を大分行きに変更してもらって、直接、大分空港に入り、昨日の夕方、大分の市内のホテルに入った。高速道路は使えなかったが、特に混乱なくホテルに到着した。市内の店でおいしい魚料理も食べた。

 テレビでは悲惨な熊本の状況や熊本・大分での揺れが報道されている。もちろん、私は熊本に何度か行ったことがある。今、東京の老人ホームにいる母は、戦争中の一時期、熊本市で暮らしていた。大きな被害を受けた益城町についてもよく知っているらしい。他人事とは思えない。大分在住の友人に聞いたところ、昨日の未明、大きな地震とその後の余震のためにほとんど眠れなかったとのこと。

が、私が到着してからのちの大分市では、揺れたかどうかあいまいに思う程度の地震らしきものは何度か感じたが、それほどの揺れはない。市内も平静で、土曜日のわりには人通りが異様に少ないのを除けば、普段と大きな違いはない。

 とはいえ、ホテルに入るとき、地震の際は自分で身を守るように、水と非常食は各自準備しておくようにという指示を受けた。用心深い私は、もちろん枕元に非常のときに持ちだせる袋を置いて寝た。風呂に入るのも、こんな時に地震に襲われたら大変だと思って、大慌てで物事を済ませた。ひやひやしながらの滞在だ。

 今朝、ホテルで朝食をとったが、レストランはまさしくガラガラの状態。日曜日の朝なのでふだんなら観光客がいるはずなのに、8時過ぎのもっとも混むはずの時間帯の100人近く入るはずのレストランに私を含めて一人客が3人いただけだった。キャンセルした客が多かったのだろう(私のほうは、日田市のホテルをキャンセルして、急きょ、17日だけ宿泊する予定だったホテルに16日から二泊するように変更したのだった)。

 大分市は私が小学校5年生から高校3年生までを過ごした土地だ。だからなじみはある。しかし、大分を離れて45年ほどたっているので、まさしく様変わり。新しい駅舎ができ、街並みもきれいになっている。

 日田で雑用をする予定だったので、大分で今日一日、することがない。地震で危険とわかっていたので仕事道具は必要最小限のものしか持ってきていない。前もって約束している友人とは会うつもりだが、こんな時にそれ以外の友人を呼びだすのも気が引ける。いや、そもそもいつ地震に襲われるかわからない現在、安全性を考えて行動しなければならない。さて、どこにいるのが安全なのか、ホテルの7階の自室にいるのが安全なのかどうか。

 ま、ともあれ、ひやひやしながら、久しぶりに無聊をかこつことになりそうだ。

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