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スリランカ3日目 キャンディ・アヌラーダプラ・シーギリヤ

 昨日書いた文章を読んで、あまりに推敲されていないことを反省。が、生のままに書くのもいいだろうと思って、そのままにする(明らかな間違いだけを後でただすことにする)。

 キャンディアン・ダンスについての感想をほとんど書かなかったので、少し付け加える。ドラムを使った音楽とダンスだった。ドラムにはいろいろにリズムがある。が、トンツクテンテン・トンツクテンテンというパターンが最も多かった。踊りは色気ある女性と躍動感のある男性が中心で、腰のひねり、首の回し方がおもしろい。ただ、芸術的に高レベルというものではなかったし、宗教的な儀式という雰囲気もなかった。軽いショーということだろう。その後、屋外で火のショーが行われた。燃え盛るたいまつを体に近づけたり、燃えている木炭(?)の上を5メートルほど歩いたり。確かに恐るべき力だとは思ったが、この種のものに対する感受性は、私はあまり強くない。感心してみただけだった。

 

20171014

 朝、起きてみたら、キャンディの私が泊まったホテルは高台にあり、実に良い見晴らしだった。素晴らしい風景。

8時半にキャンディのホテルを出て、マータレー、ダンブッラを車から見物して、アヌラーダプラに向かった。

ガイドさんの運転はかなり丁寧。安全運転といっていいだろう。ほかの人も、渋滞時には割り込みがあるが、それを除けば無謀なことはしない。道もかなり整備されている。幹線道路ということもあるのだろうが、周囲の建物もきれいに整えられたものが多い。植民地風というのか、西洋風な建物も多い。緑が多く、その中に家がある。

途中、食事をしたりして、13時ころにアヌラーダプラに到着。2500年前にスリランカの都があった場所だ。

まず岩肌を掘って作った寺院(イスルムニヤ精舎)に行った。ここもはだしになって、岩に上った。もちろん、ほとんどがその後修復されたものだというが、紀元前から残っている部分もあるらしい。中には、寝釈迦像もあった。

次に、そのすぐ近くにあるスリー・マハー菩提樹に足を運んだ。釈迦はブッダガヤにある菩提樹の木の下で悟りを開いたが、その木からとった若木をアショーカ王の娘がこの地に持ち運んだという。現在のその木を中心に小さな寺ができており、今も多くの人を集めている。大勢の現地の人が菩提樹を取り囲んで念仏を唱えていた。

その後、歩いてルワンウェリ・サーヤ大塔に行った。白い巨大なストゥーパ。仏舎利が収められているとされており、世界で最も信仰を集めている施設だという(スリランカの人は少なくともそう信じている)。到着したときは観光客だけでがらんとしていたのだが、白い服を着たスリランカ人が次から次へと長い旗を持って現れた。先頭に、キャンディで見たダンスショーと同じような紛争をした人がドラムをたたいて先導し、その後に村人が続く。私は三組見たが、最も多い列は2、3百人いたのではないか。その人たちは念仏を唱和して歩いてストゥーパに向かい、敷地内の座って講話を聴くようだ。あちこちの村人たちがこのようにして人を集めて参拝に来ているのだという。とりわけ、満月の日は大勢の参拝客であふれるらしい。年寄りから子供までたくさんいる。子供はあまり信仰心が強いようには見えない。遊び半分といったところ。

参拝客の中には、足腰が弱くて二人ほどに支えられている高齢の女性がいた。車いすは禁止されているという。きっと子供たちが支えて、母の願いをかなえようとしているのだろう。かなりの距離をこうして歩いて参拝に来たのだろう。

アヌラーダプラを出て、シーギリヤに向かった。幹線道路から周囲を緑に囲まれた整備された細い道路に入って30分ほどで、私の泊まるシーギリヤ・ホテルに到着。シーギリヤ(かつて王宮のあった岩山)がホテルから見えた。みるからの異様。夜になっていたので、そのまま宿泊。ホテルはバンガロー形式で、これもまたとても瀟洒で雰囲気がいい。

今は20171015日のスリランカ時間の午前7時前。そろそろ朝食を取りに行く。写真を載せようと思ったが、接続の関係か、私の技術不足なのか、うまくいかない。ともあれこのままブログにアップする。

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