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チェンマイ旅行 簡単なまとめ

 2泊しただけ(ただし、最初の日は午前中に到着、最終日は夜中の出発だったので、3日間まるまる使えた)だが、私はチェンマイがとても気に入った。

35年ほど前に訪れて以来、タイは大好きな国だ。近年のバンコクは近代化しすぎて、少々寂しかった。チェンマイに来てみると。昔のバンコクの雰囲気が残っている。しかも、チェンマイはもっと穏やかでもっと落ち着いている。「ここなら、運転できる」と日本人が感じる、アジアでかなり少ない都市なのではないか。静かで壮麗な寺があり、落ち着いた住宅街がある。歴史が残り、タイの歴史の中に世界の人が集まっている都市。

ただなんといっても観光地、保養地だ。大勢の外国人がいる。短期の旅行者だったり、少し長期の滞在者だったり。リタイア後、チェンマイで暮らす西洋人が多いようだ。日本人にもそのような人がいると聞いた。たしかに、私もここで暮らしたくなる。おいしい食事、穏やかな人、安くて上手なマッサージ。言葉が通じ、何らかのコミュニティがあれば、私もここで暮らしたい気持ちになってくる。

このところ、アジアのあちこちを回ったが、ブータンとスリランカとここチェンマイがとても気に入った。住んでみたい候補地になった。いずれも仏教国。やはり、私は仏教国が性に合うようだ。

ただ、観光地であるため、ここでは現地の人のなまの生活はあまり見えない。その点、ほっつき歩いてその都市の生活をぼんやりと眺める旅行が好きな人間としては、十分にその土地を見られなかったという不満は残る。

繰り返しになることも多いが、チェンマイについて気づいたことをいくつか挙げる。

 

・私は車の運転をその都市の民度の基準にしているが、チェンマイはかなり整然としており、みんな交通ルールを守っている。信号も横断歩道も少ないので、車の切れ目がなく、歩行者が道路を渡るのは大変だが、それでも無理にわたろうとすると、車は停止してくれる。

・旧市街を囲む道路はほとんど一日中、多くの車が走っている。堀の両側にそれぞれ一方通行で、車が音を立てながらぐるぐる回っている。だが、その内部の旧市街では車はごく少ない。制限があるようには見えないが、多摩に車が入ってくるくらい。堀の周りをまるでサーキットのように回る車はいったい何のようでどこに行っているんだろうと不思議になってくる。

・私が出会った人のほとんどが何らかの形で観光にかかわっている人たちだ。少なくとも、旧市街地は観光で成り立っている。路地にも観光客、外国人滞在客向けの店が並んでいる。

・言われることだが、まさしくタイの京都という雰囲気。ともかく寺が多い。ふつうの都市だったら観光の目玉になりそうな寺院なのに、人影がないことも多い。

・「チェンマイ美人」という言葉をよく聞く。が、実感はなかった。ガイドさんに聞いてみたら、「その言葉は知ってるけど、僕の友だち、ブスばっかり」と話していた(現代社会にふさわしくない表現はあるが、ガイドさんのニュアンスを伝えるため、あえてオリジナルのままに書き記す)。

・新しい王様の写真があちこちに飾られている。幹線に横断幕があり、寺院の仏像の横に写真がある、いずれも新しい王様をたたえている。ただ、その軍人気質の厳しさを多くの人が警戒しているようだ。ガイドさんによると、新しい国王はタイでの生活経験が少なく、基本的にヨーロッパで育った人だという。それも心配の種らしい。

・寺院に僧侶の写真があった。その寺の昔の住職か何かと思ったら、先日亡くなった国王が剃髪した時の写真だった。

・チェンマイでは久しぶりに物価の安さを感じた。まるまる3日間をチェンマイで過ごしたが、昼と夜の食事をし、毎日マッサージを受け、飲み物を飲み、時にタクシーやトゥクトゥクに乗って、日本円で合計7000円くらいしか使っていないと思う。

・日本人観光客にほとんどで会わなかった。ナイトマーケットで3回ほど日本語を耳にした程度。それ以外では一切、日本語は聞こえてこなかった。日本人らしく思えても、近づくと中国語を話していた。チェンマイを訪れる若い日本人はほとんどいないとガイドさんも語っていた。

・実はチェンマイの歴史について、良く知らない。大まかには理解したが、王様の名前も王朝もよくわからない。今度訪れるときには、しっかりと勉強したい。また訪れたいと思った。

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