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せんがわ劇場 東京室内歌劇場「天国と地獄」 とても楽しかった

 2018430日調布市のせんがわ劇場で東京室内歌劇場スペシャルウィーク2018in調布市せんがわ劇場オペレッタ「天国と地獄」(Aキャスト)をみた。5日間2回ずつの公演の、今日は最終日。とても楽しかった。

 2月にも、こんにゃく座によるこのオペレッタをみた。こんにゃく座のものも、とても楽しかったが、東京室内歌劇場の上演のほうが、少なくとも歌唱面においては圧倒的に充実している。

ユリディスの加藤千春は素晴らしい声と見事な演技。とてもチャーミング。オルフェウスの谷川佳幸、世論の三橋千鶴、ジュピターの和田ひでき、プルートの吉田伸昭などの主役格はもちろん、ジュノーの田辺いづみ、ダイアナの原千裕、ミネルヴァの横内尚子、ヴィーナスの上田桂子、キューピットの植木稚花(演技も飛び切りよかった)、マーキュリーの吉川響一、マルスの酒井崇、ジョン・スティックスの三村卓也もしっかりと役割を果たし、演技もよかった。全体的なバランスも見事。みんな音程がいいし、声もしっかりと伸びている。日本語訳もわかりやすい。歌にしてもこれほど聞き取れるということは、いかに日本語訳がしっかりしているかということだ。

 指揮は新井義輝。ピアノとヴァイオリンとチェロとクラリネットによる「オーケストラ」だが、これで十分にこのオペレッタは上演できる。演出は飯塚励生、振付は大畑浩恵。いずれもこの小さな舞台でできるだけのことはしていると思った。

 ただ、「芝居」としてみた時には、こんにゃく座のほうがおもしろかったといえるかもしれない。今回も笑いの巻き起こる個所はあったが、こんにゃく座よりも少なかったような気がする。とはいえ、もちろん今回くらいの上演をしてくれれば十分に満足。

 私はこのオペレッタが大好きで、もっともっと上演してほしいと思っている。今回も改めてこのオペレッタのおもしろさを感じた。原典のままに上演してもつまらなくなるので、日本語上演にして、アドリブを入れ、カットも自由にするべきだと思う。その意味で今回の公演は見事だったと思う。これからもこのオペレッタの上演を続けてほしい。

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