フェルメール展とウィーンピアノ四重奏団、そしてM1グランプリ
2018年12月3日、午後に少し時間ができたので、上野の森美術館でフェルメール展をみた。
オランダにも何度か行って美術館巡りをしたし、デルフトを訪れたこともあるので、フェルメールの絵はかなり見ている。今回見た絵も、すべてこれまでに見たことがあったはずだ。が、改めて見ても、やはり圧倒的に素晴らしい。ほかの画家の作品も展示されているが、やはりフェルメールの絵の存在感はすさまじい。
「牛乳を注ぐ女」の静謐さ、存在の豊かさには言葉をなくす。そのほか、「ワイングラス」「リュートを調弦する女」「真珠の首飾りの女」「手紙を書く女」「手紙を書く夫人と召使」も素晴らしかった。「赤い帽子の娘」は人気がないようで、ほかの絵の前で人だかりができているのに、この絵の前だけはがらんとしていた。が、よく見てみると、これもとてもいい絵だと思った。娘の顔が緻密に描かれていないのでフェルメールらしくないが、帽子の色彩感はとてもいい。ただ、私は美術には疎いので、それについて語る語彙を持ち合わせていない。よって、くわしくは書かない。
フェルメール展を見終えた後、銀座である出版社の編集の方と打ち合わせ。その後、日経ホールに場所を移して、ウィーンピアノ四重奏団の演奏を聴いた。
曲目は、前半にモーツァルトのピアノ四重奏曲 第2番 変ホ長調とドビュッシーのピアノ三重奏曲 第1番、ショパンのバラード第1番(ピアノ四重奏版)、後半にコレッリの合奏協奏曲 第8番 ト短調「クリスマス協奏曲」より「パストラーレ」、そしてブラームスのピアノ四重奏曲 第3番。
ウィーンピアノ四重奏団はウィーン在住のピアニスト、フォゥグ・浦田陽子さんとウィーンフィルのメンバーによる四重奏団。ただ、私は期待ほど楽しむことができなかった。
ピアノの音にちょっと癖があり、指が少しもつれた感じになるのを感じたが、気のせいだっただろうか。それに、なんだか音楽が一本調子で、初めて音合わせをしているような雰囲気。音楽が構築されていかない。常設のピアノ四重奏団とは思えなかった。私の最も嫌いなタイプの演奏。このブログで私が「けなす」のはだいたいにおいてこのようなタイプの演奏だ。演奏者には申し訳ないが、ずっと退屈だった。
音楽は楽しめなかったが、その分、フェルメールが素晴らしかったので、今日はこれで満足。
ところで、ついでに昨日テレビで見た「M1グランプリ」について少し書く。私は小学生のころからの漫才ファン。大学生のころには末広亭に通っていた。三球・照代の地下鉄漫才に何度笑い転げたことか! 今回は和牛とジャルジャルがともに最高におもしろいと思った。優勝した霜降り明星もおもしろかったが、和牛とジャルジャルにはかなわないと思う。テクニックとしては和牛。が、ジャルジャルのシュールなおもしろさはほかの人にはまねできない。どちらかに優勝してほしかった。が、ともあれ、昨日はテレビで彼らの芸を十分に見られたことに満足だった。
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