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芸劇ブランチコンサート「憧れのフランス音楽」 温かみがあって高貴

 2021825日、東京芸術劇場で第31回芸劇ブランチコンサート「憧れのフランス音楽」を聴いた。演奏は、MCも務めるピアノの清水和音のほか、竹山愛(Fl)、吉村結実(Ob)伊藤圭(Cl)。曲目はフォーレのファンタジー(フルートとピアノ)、プーランクのクラリネット・ソナタ、ドビュッシーの「シランクス」(フルート・ソロ)、サン=サーンス:オーボエ・ソナタ、サン=サーンスのデンマークとロシアの歌による奇想曲。私はプーランクのクラリネット・ソナタとサン=サーンスのオーボエ・ソナタを聴きたいと思って、コロナ禍の真夏、池袋の足を運んだのだったが、そのかいあった。とてもいいコンサートだった。堪能した。

 清水さんの音楽性なのかもしれない。いずれの曲も、温かみがあって高貴で、しかも余裕がある。ドイツ音楽のような、シャカリキにならない雰囲気がとてもいい。とりわけ、プーランクの曲はいろいろなものをそぎ落として残ったエッセンスのようなものが感じられて、とても感動的だ。クラリネットの伊藤さんも、肩の力を抜きながらも真摯なプーランクを浮き上がらせて見事。

 竹山さんの「シランクス」もしみじみとして美しい。サン=サーンスのオーボエ・ソナタは初めて聴いたが、吉村さんのオーボエは明快な音が美しかった。全員が登場しての最後の曲もおもしろかった。

 私は、モーツァルトとブラームスのクラリネット五重奏曲やモーツァルトの数曲以外には、ふだんは管楽器を含む室内楽曲をあまり聴かない。が、今回聴いて、とても魅力的だと改めて思った。

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