高関&N響 オスロ・フィルを聴いた後では「普通」に思えた
2023年10月20日、NHKホールでNHK交響楽団定期演奏会を聴いた。指揮はヘルベルト・ブロムシュテットが予定されていたが、体調不良のため、高関健に変更。曲目は予定通り、ニルセンの「アラジン組曲」作品34より「祝祭行進曲」「ヒンドゥーの踊り」「イスファハンの市場」「黒人の踊り」とシベリウスの交響曲第2番。
ニルセンの曲はのっけから正体を捉えがたいというのか、なんだか予想を外されるようなリズムの曲だった。「イスファハンの市場」では楽器が四つの群に分かれて異なる旋法とテンポの音楽を同時に演奏とのことで、これまた不思議な曲。退屈はしなかったが、結局、私には何をしたいのかわからないまま終わってしまった。もちろん、曲が悪いのではなく、理解力に乏しい私のせいで十分に楽しめなかったというだけのことだが。
シベリウスの交響曲第2番は、一昨日、マケラ指揮のオスロ・フィルのあまりに鮮烈な演奏を聴いたばかり。それに比べると、オーケストラの音も指揮もあまりに「普通」に聞こえた。もちろん最後は十分に高揚するのだが、オスロ・フィルのような生きた音が畳みかけてくるような迫力は感じなかった。魚港でとれたばかりの魚の刺身とスーパーで買った刺身のような差を感じた。もちろん、スーパーの刺身もおいしいのだが…。
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