脇園&小堀&園田のロッシーニに酔った!
2024年1月9日、浜離宮朝日ホールで、「脇園彩&小堀勇介 ニューイヤー・デュオリサイタル」を聴いた。ピアノ伴奏は園田隆一郎。まさに世界最高峰のレベルのリサイタルだった。
曲目は、ロッシーニの「アルミーダ」「湖上の美人」「ランスへの旅」「湖上の美人」「オテッロ」「エルミオーネ」、ドニゼッティ「マリア・ストゥアルダ」「ロベルト・デヴリュー」「ラ・ファヴォリート」からアリアや二重唱。アンコールはロッシーニ「チェネレントラ」から。
これまで、日本人歌手にロッシーニ歌手はいないといっても間違いなかっただろう。この二人はまさにようやく現れた世界レベルのロッシーニ歌手。やはり凄い。次々と繰り広げられるロッシーニとドニゼッティの圧倒的なベルカントに酔った。
脇園の張りのある強い声、しかもテクニックも完璧で、アジリータもびしりと決まって小気味いい。とりわけ、「湖上の美人」の「たくさんの想いが今この胸に溢れ」はまっすぐに声が伸び、ダイナミックで躍動感にあふれ、まさに圧倒的。ロッシーニの醍醐味にあふれていた。脇園さんの歌にしびれた。
小堀の歌う「オテッロ」の「ああ、なぜ私の苦しみを憐れんでくれないのですか?」も輝かしくて強い声がホール内にビンビンと響き、音程も安定して素晴らしかった。
そしてもちろん、二人の歌手を支えるマエストロでもある園田のピアノの躍動感も見事。
あっという間の2時間だった。目くるめく時間だった。この二人に続いて、次々とロッシーニ歌いが登場してくれると嬉しい。
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