ウォン&日フィル やはり私はウォンの演奏に違和感を覚えた
2024年9月20日、東京オペラシティコンサートホールで日本フィルハーモニー交響楽団特別演奏会を聴いた。指揮はカーチュン・ウォン、曲目は前半にゲルハルト・オピッツの独奏でブラームスのピアノ協奏曲第2番、後半にチャイコフスキーの交響曲第4番。
先日、ウォンと日フィルのブルックナーの第9番を聴いて、私はとても不快に思った。ブルックナーにあるまじき音だと思った。途中退席したい気持ちになった。今回は、作曲家が異なるので、もしかしたらよいかもしれないと思って出かけた。
だが、やはり、どうも私はウォンの音楽をよく理解できない。大喝采が起こったので、きっと良い演奏だったのだと思う。が、私は大喝采に参加できなかった。
ブルックナーよりはずっと良かった。とりわけチャイコフスキーの第3楽章は私も素晴らしいと思った。が、全体的にはどうも違和感を覚える。
演奏を聴きながら、途中から、なぜ私はこの音楽に乗れないのか、なぜ違和感を覚えるのかを考えていた。
一言で言うと、「騒々しい」という感じがする。ブルックナーもブラームスも、私は静謐の中から音が浮かび出てくる雰囲気が好きなのだが、そんな雰囲気がない。もしかすると、リズムに問題があるのかもしれない。リズムがぴたりと決まっていると静謐な感じを抱くのだが、そうではないのだろう。
拍の取り方にも違和感。拍の始まりが野放図な感じがする。そのため、フレージングがぼやけているように思う。ぴしぴしと音が決まらない。流され、流動し拡大し、うやむやのうちに爆発していく感じ。それがどうも私の感覚に合わない。なんだか、がやがやしている中でいつの間にか盛り上がっている。
まったくの素人の感想なので、的外れなのかもしれない。が、私が耳にした感覚を言葉にすると、以上のようになる。
オピッツはきわめてドイツ的で、私の好きなピアニストなのだが、オーケストラの騒々しさのためにせっかくの重厚な音楽が邪魔されているような気がした。チャイコフスキーの交響曲第4番は、実はもともとあまりに派手で、あまりに騒々しいので、私はあまり好きではない。ウォンが指揮すると、輪をかけて騒々しい。その意味では、チャイコフスキーらしい演奏なのだと思う。が、やはり私は拒否感を覚える。
好きな指揮者がいる(今、現役では、私はビシュコフに強く惹かれている!)のと同じように、嫌いな指揮者がいる。それは仕方のないことだ。ウォンは、私の嫌いな指揮者のリストに入ることになったようだ。
ところで、私は同世代の人の例にもれず、小学生のころからの野球好き。大谷選手のメジャー50本塁打・50盗塁達成、1試合6安打3本塁打2盗塁10打点の日として、今日は記憶に残るだろう。
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