拙著『70過ぎたら「サメテガル」』(小学館新書)発売
2025年4月1日、拙著『70過ぎたら「サメテガル」』(小学館新書)が発売になる。
「サメテガル」(Ça m’est égal.)とはフランス語でよく用いられる表現で、「どちらでもいい」の意。カミュの『異邦人』にも繰り返し出てくるので、ご存じの方も多いだろう。
こうでなくてはならない、と思い込んで暴走する高齢者がしばしば話題になる。それほどではなくても、こうでなくっちゃなどとこだわったり、懸命に頑張ったりして、むしろ自分を苦しめている高齢者は多い。
本書は、そのような人に対して、「70過ぎたら、こうでなくちゃなどと思わず、どちらでもいい、と思って生きてきましょうよ」と呼びかけた本だ。同時に、これは、暴走して老害化する高齢者の心の内を明らかにして、なぜそのような行動に走るのかを、高齢者の一人として解説した本でもある。
そしてまた、サメテガルの考え方こそが、実は、効率主義、生産至上主義を乗り越えて、多様性を尊重し、最終的には「善悪もない」「生と死も同じこと」というある種の悟りのような考え方に達するまじないの言葉であろうことにも触れている。
サメテガル(「どっちでもいい」)と口にすれば、すべてのことが楽になる。考えてみると、世の中のほとんどのことはどっちでもいい。この言葉が高齢者の生き方を楽にする。
今年に2月刊行の「頭のいい人が人前でやらないこと」(青春文庫)ともども、お読みいただけると、うれしい。
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