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ガードナー&読響 期待していたのだが・・・

 2025年10月25日、東京芸術劇場で読売日本交響楽団土曜マチネーシリーズを聴いた。

 ガードナーの録音はいくつか(「さまよえるオランダ人」「サロメ」)聴いた。とてもよかった。だから期待して出かけた。が、ちょっと期待外れだった。

 最初の曲目はディーリアスの歌劇「村のロミオとジュリエット」の「楽園への道」。私は実はイギリス音楽はよくわからない。エルガーもディーリアスもただただひたすら退屈! 改めて聴くと楽しめるかと思ったが、やはりこの上なく退屈だった!

 次にパヴェル・コレスニコフが加わってのチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番。シベリア出身の若い注目のピアニストだが、不思議なチャイコフスキーだった。この曲はしばしば派手に演奏されるが、きわめて内省的に始まる。ロシア的な雰囲気はなく、またチャイコフスキー特有の哀愁や感情の爆発もない。「あれ、この曲ってこんなんだっけ?」と思いながら聴いた。ピアノはきわめて繊細でしなやかで、この上なく美しい音。オーケストラも素直な音楽なのだが、盛り上がらない。あまり魅力を感じなかった。ソリスト・アンコールはショパンのマズルカ47番とのこと。これも繊細にしてしなやか!

 後半はブラームスの交響曲第1番。第1楽章は、溌溂としてとてもいいと思った。が、その後、なんだかずっと焦っている感じで、びしっと決まらない。地に足がついていないというか。せっかく読響が良い音を出しているのに、上滑りしていく。録音はまったくそんなことはなかったのだが。ちょっと残念だった。

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