2006年新春 鈴本演芸場で寄席を楽しんだ
2026年になった。
このトシになると、大それた夢を持つこともなく、今年の目標を掲げることもない。まあ、ともあれ私の周りに不幸がなく、不快ができるだけ少なく生きていければよいと思う。そして、できればよい音楽、良い芸術に出会い、旅を楽しみたい。そして、このご時世を考えるに、世界平和、日本の平和が続くことを切に祈りたくなる(このブログには書かないことにしているが、私は民主主義の未来に大いなる危惧を抱いている!)。
そんな中、今日、1月3日、上野に出かけて、鈴本演芸場で新春爆笑特別興行をみた。とても楽しめた。次々と芸人さんが現れ、次々と笑いをまき散らしていく。ちょっと芸の不足を感じる若手もいないではないが、それも含めてとても楽しい。帰宅後、プログラムで確認したところ、伊藤夢葉のマジック、岡大介のカンカラ三線、米粒写経の漫才、林家八楽の紙切り、カンジヤマ・マイムのパントマイム、柳家花飛、三遊亭鬼丸、三遊亭律歌、柳亭左龍、林家たけ平、柳家小里ん、柳家喬太郎、春風亭一之輔の落語をみたようだ。トリを務めるはずだった柳家さん喬が急病のため、春風亭一之輔がトリにまわり、代わりに喬太郎が出演したのだった。
圧倒的に柳家喬太郎と春風亭一之輔がおもしろかった。喬太郎は「ウルトラマン落語」というべきもの。ウルトラマンについての薀蓄を落語のパターンに混ぜて語る。これが最高におかしい。私は、もちろんウルトラマンのテレビ番組はそこそこみていたが、ウルトラマン・ファンではなく、ウルトラマンに対してまったく思い入れはない。が、ナンセンスな喋りに笑いまくった! スピードに乗って畳みかける笑いの渦に飲まれた。
一之輔の演目は「加賀千代」。女房に尻を叩かれて、ご隠居さんに20円を借りにいった間抜けな男の話。映像が浮かび、登場人物のキャラクターが明確で、しかも、毒気があり、しゃれっ気がありながら、きびきびと話を運ぶ。すごい! 涙が出るほど笑った。
学生時代の一時期(つまり1970年代)、月に一、二度は新宿の末廣亭で寄席を楽しんだ。ホール落語にも通った。円生、小さん、小三治、志ん朝、馬生、談志、三平ら、今から考えると綺羅星のような名人たちの噺を聴いた。当時に比べると、今はかなり地味な時期ではあるが、やはり寄席は楽しい。充実した正月の3日だった。
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コメント
新しい年が明けました。本当にこの年齢になると、抱負というものがなくなりました。私と私の周囲の人がみな無事にこの一年を過ごせればよいと思うようになりました。
年末年始は静かに過ごしたのですが、三が日が過ぎたら、米国のベネズエラ攻撃が報じられ、胸がつぶれる思いです。米国の本性がむき出しになったような気がします。人生70年以上生きてきて、最後に嫌な世の中になったなと思います。少しは抵抗してみたいのですが。
投稿: Eno | 2026年1月 5日 (月) 09時34分
Eno 様
コメント、ありがとうございます。
ベネズエラ攻撃、本当に暗澹たる気持ちになります。帝国主義時代に逆戻りですね! 恐ろしいことです。
実は、少し前から Eno 様ブログを拝見しようとしていていながら、なぜか見られませんでした。やっと見ることができました。
せめて周囲だけでも平和であってほしいものです。
投稿: 樋口裕一 | 2026年1月 5日 (月) 19時25分