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「フランス歌曲の小径」  フランス歌曲の難しさを痛感!

 2026年1月16日、旧東京音楽学校奏楽堂で「フランス歌曲の小径 vol.1 フランス歌曲の夜明け」を聴いた。

 フォーレ、ラヴェル、ドビュッシーの歌曲は時折演奏されるが、それ以前のサン=サーンス、グノー、ビゼーとなると滅多に演奏されない。美しい曲がたくさんある。私もきちんと聴いているわけではないが、たまにCDを聴くと、その美しさ、そのチャーミングさにうっとりする。それらの歌曲を歌うコンサートだというので大いに期待して出かけた。が、結果からいうと、あまり感銘を受けなかった。

 歌うのは東京室内歌劇場のメンバー8名。板倉修子、井上恵美、悦田比呂子、駒井ゆり子、富永美樹、村松織部、川口美和、木村槙希。ピアノは頼田恵。

 オペラを主として歌っている方たちなのだろう、健闘しているのはわかるが、やはりオペラ風の歌い方で、歌曲の繊細さがない。フランス語の言葉の美しさが伝わらない。そもそもフランス語に聞こえない。一所懸命に歌っているのはわかるが、一所懸命ではフランス歌曲の魅力は伝わらない。音程が大きく外れて発声がいかにも苦しい人もいた。改めて、日本人がフランス語の歌曲を歌うのがいかに難しいかを改めて認識させる結果に終わってしまった。

 その中で、ソプラノの駒井ゆり子は、さすがにそれぞれの歌をしっかりと表現してくれた。ただそれでも、もっとしなやかでニュアンス豊かな響きがほしいと思った。

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