エベーヌ四重奏団のベートーヴェン 第15番も凄かった!
2026年6月13日、サントリーホール ブルーローズで、サントリー・チェンバー・ガーデン2026、エベーヌ四重奏団 ベートーヴェン・サイクルの4日目を聴いた。曲目は前半にベートーヴェンの弦楽四重奏曲第6番、後半に第15番。
すでに3日間、さんざん書いてきた。今回もすごい。
改めて思ったのは、エベーヌ四重奏団の演奏は、どの曲もスケルツォ楽章がとてつもなく素晴らしいことだ。切れがよく、生命力にあふれており、研ぎ澄まされている。アンサンブルが完璧でほんのちょっとしたずれもなく畳みかけるように躍動するからだろう。
第15番は、第一ヴァイオリンの技巧性が際立った曲である、しかもレチタティーヴォ風なところもあって、まるでヴァイオリン協奏曲を聴いているような気持ちになって、しばしば私は違和感を覚えてきた。ところが、どういう仕掛けなのか素人の私にはさっぱりわからないのだが、エベーヌ四重奏団で聴くと、そんな感じがしない。もちろん、第一ヴァイオリンのコロンベはとてつもない美音による超絶技巧なのだが、ソロ・ヴァイオリンとして目立つというよりあくまでもアンサンブルの一つの楽器として鳴らしているのを感じる。第3楽章はまるで祈りのよう。終楽章はのびのびとして歓びにあふれている。
今日も凄かった!
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