エベーヌ四重奏団のベートーヴェン 感動しっぱなしの第11番・8番!
2026年6月12日、サントリーホール ブルーローズで、サントリー・チェンバー・ガーデン2026、エベーヌ四重奏団 ベートーヴェン・サイクルの3日目を聴いた。曲目は前半にベートーヴェンの弦楽四重奏曲第3番、第11番「セリオーソ」、後半に第8番(ラズモフスキー第2番)。今回もまた凄まじい演奏だった!
第3番。これがベートーヴェンの最初の弦楽四重奏曲だといわれる。初々しく美しいメロディにあふれている。エベーヌ四重奏団の演奏は、アンサンブルが完璧で、強弱の反応がぴたりと合って、緻密にして精妙。リズム感が良く、音楽の作りに説得力がある。要するに、申し分ない!
第11番「セリオーソ」の冒頭の和音も激しく、音の奔流が凄まじい。まさにベートーヴェンの醍醐味。魂が揺り動かされる。第3楽章、第4楽章の悲劇的表現、そして最後の最後になってのロッシーニ的な結尾。その切り替えが本当に見事。私は泣きだしそうになった!
第8番も、第11番に勝る圧倒的表現だった。第1楽章、第4楽章の緊張感あふれる躍動もさることながら、第2楽章の静謐で研ぎ澄まされた美しさも心に響いた。
昨日までの感想と重なるところが多いので、これ以上書く言葉が見つからない。いや、それ以前に、この団体の音の躍動を表現する語彙を、私は持たない。聴きながら、「あ、この部分の表現についてちょっと言葉にして書きたい」と何度も思ったのだが、そのあと少ししてまた感動して、また同じように感じて、結局ずっと感動のしっぱなしだった。音楽を止めてメモを取るわけにもいかず、聴いた後はすべて夢の中の出来事だったかのように正確には覚えていない。
ともかく大変感動した。そうとしか言えない。
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