女流義太夫若手演奏会を聴いた
2026年9月1日、上野広小路亭で女流義太夫若手演奏会を聴いた。演目は、「生写朝顔話」大井川の段(浄瑠璃・竹本京之助、三味線・鶴澤弥々)、「伽羅先代萩」御殿の段(浄瑠璃・竹本佳之助、三味線・鶴澤津賀花)、「一谷嫰軍記」須磨浦の段(浄瑠璃・竹本越若、三味線・鶴澤朔弥)、「一谷嫰軍記」組討の段(浄瑠璃・竹本越京、三味線・鶴澤駒治)。
私は義太夫についてはまったくの初心者であって、右も左もわからない。ただ、誘ってくれる人がいて、一度行ってみたら、これがなかなかおもしろい。そんなわけで、わからないながら聴いて、それなりに楽しんでいる。
今回、やっと三味線に耳がいくようになり、それぞれの演者の魅力がわかりかけてきたような気がした。まだ人様にそれを口にできるような状態ではないので、ここには書かないが、ともあれ、きわめて知的で、優雅なところとぴしりと決まる見事さ、きりりとしてドラマティックな表現のすばらしさ、おおらかな大胆さ、ドラマティックな表現力に惹かれて聴いた。
語りについては、竹本京之助は元気な声によるリアルな語りがとても良かった。竹本越若はかなり個性的なのだと思う。ドラマティックでリアルな表現が見事で、ぐいぐいと聞き手をひきつける。地の語りの部分も目に見えるようにリアルで、登場人物のセリフの部分も語りわけられている。竹本越京は、声の不安定なところがあったが、戦いの場面をリアルに再現してくれた。
もう少し耳が肥えてくればもっと聴き分けられるようになり、もっと楽しめるようになるだろうと思うが、まだだいぶ時間がかかりそうだ。
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