2026年の年はじめに思ったこと
2026年になって9日がたつ。基本的には自宅でごろごろして過ごした。その間に思ったこと、したことを簡単に記す。
1日の夕方、NHKEテレでウィーンフィル・ニューイヤーコンサートの中継をみた。指揮はネゼ=セガン。私はこの指揮者を2011年にザルツブルグ音楽祭で「ドン・ジョヴァンニ」を観て圧倒され、それ以来、かなり贔屓にして聴いてきた。
今回のニューイヤーコンサートも期待通り素晴らしかった! 私は熱心なニューイヤーコンサート・ファンではないが、カルロス・クライバー、ヤンソンスに匹敵する素晴らしさだったのではないかと思う。リズムにあふれ、これらの曲にふさわしい音楽の愉悦がほとばしる。知らない作曲家の知らない曲が多かったが、それも含めて楽しめる。それにしても、かつては男性ばかりだった団員に女性が増えている!
3日には、先にこのブログに書いた通り、寄席を見たが、その後、NHKニューイヤー・オペラ・コンサートをテレビでみた。日本を代表するオペラ歌手たちの競演。世界の最高峰の歌手たちと比べると少々力量不足だが、大西宇宙、森麻季、山下裕賀、池田響、笛田博昭は見事だと思った。
そんな時、アメリカによるベネズエラ攻撃のニュースが飛び込んだ。
これは驚くべき暴挙! まさに帝国時代に逆戻りしてしまった! 自国民の被害を口実にして武力によって資源のある地域を分捕ろうとする。日本政府はどう対応するんだろう。武力を米軍に頼ってきた日本は、このような時にアメリカに追随するしか道がない。しかし、だからといってこのトランプの暴挙を正当化できるのか! 帝国主義への道を是とするのか! それにしても暗い時代に突入したものだ。
7日、初詣には少し遅いが、内宮近くの神宮会館に早朝参拝できる宿泊プランがあると知って、しばらく前からの念願だった伊勢神宮に出かけた。子どものころから西洋好みだった私は、今回、行こうと計画して初めて、伊勢神宮が内宮(ないくう)、外宮(げくう)を中心にした125社から成ることを知った。
7日には、名古屋まで新幹線で、その後、近鉄線に乗って伊勢市駅まで行き、外宮を少しだけ見物。その後、夫婦石のある二見興玉神社をみて、内宮に向かい、おはらい町どおり、おかげ横丁を歩いた。その日は神宮会館に宿泊して、8日の早朝参拝に参加。6時半にホテル内で集合し、ガイドさんについて内宮を歩いて参拝。天照大神を祀る正宮(しょうぐう)などの聖地をめぐった。宇治橋の鳥居の間に朝日が昇るのを見た。
20年ごとにすべてを作り替えてしまうという式年遷宮の思想に圧倒される。人間の身体も細胞を入れ替え、古いものを新しいものに変えて生きている。新たに作り出すからこそ古いものがそのまま残っている。木の文化、森の文化であるからこそこれが可能であり、それこそが日本人の思想なのだと強く思う。
その後、猿田彦神社などを回り、おはらい町どおりや五十鈴川の河畔を散策、昼食を済ませて、名古屋に向った。夕食にひつまぶしを食べたいと思ったが、まだ昼食を終えたばかり。愛知県立美術館でゴッホ展をみて(弟のテオ、その妻のヨーがいかに献身的にフィンセントを支えたか、そして、ゴッホがいかに浮世絵などの新しい様式、斬新な構図などを自分のものにしたかがよくわかった)、から、名古屋駅の地下のレストラン街でひつまぶしの早い夕食を済ませて、新幹線に乗った。
毎年、メールで年賀のやり取りをしている60年来の友人から、今年は連絡がなかった。こちらから二度ほどメールしたが返事がない。6、7年前に二つの大病の手術をして今も病気を抱えている友人なので、大いに心配していた。それどころか、返事がないのでほとんど諦めていた。が、名古屋から帰宅後、その友人から電話があった。年末に風邪をひいて一時的に危険な状態になったが、健康を回復したという。安堵した!
ああ、それにしても、アメリカのベネズエラ攻撃の後の世界情勢が危ぶまれる。2026年にはいろいろな心配事があるが、今、それが最も気になる!

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