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東京03単独公演「あるがままの君でいないで」に笑い転げた

 9月15日は岩手県北上市のホテルに宿泊。16日、岩手県立水沢高校で高校2年生を相手に「クリティカル・シンキング」についての講演、というか特別授業。とても楽しく授業ができた。

 919日、大学の秋学期の授業開始。

 授業終了後、大学から車で草月ホールに一目散に駆けつけて、東京03単独公演「あるがままの君でいないで」を見た。

娘が東京03ファンで、DVDボックスも購入している。私も以前からテレビで見てとてもおもしろいと思っており、DVDも娘に借りてみて、大いに笑った。そんなわけで、娘に誘われて、単独公演を見ることにした。コントのライブを見るのは初めて。若い人ばかりかと思っていたらそうでもなく、年配の男性や女性もかなりいる。

 大変おもしろかった。笑い転げた。

 最初の「先輩の土下座」は最高におもしろいと思った。土下座を絶対にしない豊本、何かというと土下座をする角田、ここぞというときに土下座する飯塚。その対比によって、対話ごとに三人の敵対の組み合わせが変化し、そこに人間観察が加わり、センスの良いつっこみの言葉が入る。

 そのほか、「旅の打ち合わせ」も大いに笑えた。何かがキャンセルになったときの激しく落胆する人とすぐに立ち直る人。それに対する人間の感覚。心の機微をついたテーマだと思う。2対1でセンスが違うための孤独感を描く「新オフィス」も、オフィスで不倫の場を目撃してしまった時の反応を描く「終業後」も実に楽しかった。ただ、「センスなきゆえに」は、ほかのコントと少し異質で私にはあまり笑えなかった。そして、コントとコントのあいだの音楽は、やはりクラシック音楽人間にはつらい。ここに見に来ている人の中にクラシック音楽好きはほとんどいないだろうから、まあ仕方がないけれど。

 本編が終わった後、佐藤隆太をゲストに迎えて「マカオの夜は大混乱」。テレビでも二枚目を演じる佐藤が大げさにコミカルに演じてくれた。コントは初めてだという。コントの演技とは少し異質だったが、テンションが高く、正体不明の男をうまく演じて笑えた。

 東京03のコントは、日常的に誰もが経験しそうなばつの悪さ、心の違和感、ちょっとした不快感、誰もが思っているが、口に出して言うことははばかられる心情、そのようなものを三人のキャラクターをうまく割り振ることによって上手にえぐり出す。そして、日常生活そのものがある意味でシュールな相貌をまとうことになる。そのあたりが実に決まっている。

 ぜひまた東京03のコントのライブを見たいものだ。

 

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マンツのクラリネット演奏はとても楽しかった

 1210日、武蔵野市民文化会館小ホールで、セバスチャン・マンツのクラリネット・リサイタルを聴いた。ピアノは三輪郁。とても楽しめた。

 前半は、シューマンの幻想所曲集作品73とブラームスのクラリネット・ソナタ第1番。後半は、ドビュッシーの第一狂詩曲、フランセの主題と変奏、ミヨーのスカラムーシュ。つまり前半はドイツ、後半はフランスの音楽。マンツはユーモアある口ぶりで観客に話しかける。ピアノの三輪さんが通訳。三輪さんの通訳も人柄を反映してか、とても楽しく、客の笑いを誘う。

 ブラームスは、輪郭の明確なくっきりとした音楽づくり。かなり若々しくて晩年のブラームスの雰囲気はない。あまりのめりこむ演奏ではなく、かなり客観的。しかし、音が美しく、構成がしっかりしている。客観的な音の中にぐっと抑えたロマティックな心がのぞく。私はとても心ひかれた。

 後半は、ユーモラスで楽しい音楽が中心。私の知らない曲ばかりだった。3曲とも、ジャズなどの影響を受けたアメリカっぽさのある曲といえるかもしれない。孫のために書いたというフランセの曲がおもしろかった。孫を表すテーマが示され、様々な孫の行動が返送曲によって示される。クラリネットの悪戯っぽい音で表現されるので、とてもユーモラス。クラリネットのテクニックは実に素晴らしい。ミヨーの曲も軽妙で楽しい。

 ピアノの三輪郁も、のめり込まずに客観的なところが実にいい。大人の音楽の雰囲気がある。マンツのクラリネットに実にピッタリ。

 アンコールは知らない作曲家の知らない曲が2曲。アレック・テンプルトン作曲ポケットサイズ・ソナタ第1番の第三楽章と、アドルフ・シュライナーの「インマー・クライナー(だんだん短く)」。後者は、クラリネットを分解してだんだん短くし、最後にはリードだけで演奏する曲。とてもユーモラスでありながら、技巧をこらした曲。

 とても楽しかった。実に満足。

 

 ところで、しつこいようだが、多摩大学樋口ゼミ主催のコンサートを告知する。私たちのゼミは、クラシック音楽を多くの人に聞いてもらうための活動をしている。ぜひとも、多くの方においでいただきたい。詳しくは、前回(12月5日)のブログ記事をご覧いただきたい。

 

●飯田みち代+笠松泰洋のデュオ (日本を代表するソプラノと話題の作曲家のデュオ!)

・演奏曲目 シューベルト 「楽に寄す」「野バラ」 笠松泰洋「ラクリモーザ」「足羽川」

山田耕筰「さくらさくら」「からたちの花」フォーレ「リディア」など

・1月9日 19時開演 文庫café みねるばの森(九段下駅 徒歩3分)

・料金  4000円(軽食ドリンク付き)

・連絡先 080-4604-1560add9_imagine1560@i.softbank.jp(浅島)

 あるいは樋口裕一ブログ

 

●森美代子+松尾俊介デュオリサイタル(若手を代表するソプラノ歌手とギターの新星のデュオ)

・曲目 「もののけ姫」「いつも何度でも」などのじぶりの歌 オッフェンバック 「ホフマン物語」よりオランピアのアリア「森の小鳥は憧れを歌う」ドリーブ 「カディスの歌」

・2月3日19時開演 多摩市永山公民館 ベルブホール(小田急・京王の永山駅より100メートル)

・入場料 一般1000円、学生800円、中学生以下500円。

・チケット申し込み連絡先 wanokokolo@softbank.ne.jp あるいは樋口裕一ブログ

 

●山本裕康(チェロ) バッハの無伴奏チェロ組曲全曲演奏

 日本を代表するチェリストの山本裕康が、40人を前にバッハの無伴奏チェロ組曲を演奏する。客は40人前後。気軽に飲み物を飲みながら、奥深いバッハの世界に入ることができる。

 第一回 29日(土)で 第1と第5番、第二回は 420日(土)で第2番と第6番、第三回は 622日(土)で 第3と第4番。料金は一回につき4000円。全3回通し券で10000円。すべて軽食ドリンク付き。

 申し込み先 tamazemi@gmail.com あるいは樋口裕一ブログ

 

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